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2017年1月21日 (土)

世界(1/18)

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赤堀雅秋の新作「世界」をシアターコクーンで観た。

若手劇団による下北沢などでの小劇場公演以外に、中・大劇場での新作書き下ろしの傑作がなかなか出てきていない昨今において、久しぶりに心に強く響く翻、舞台を見ることが出来たように思う。

日本で最先端&最良の、そして日本人へ向けての現代演劇を上演する、、これこそが前芸術監督、蜷川幸雄氏がコクーンで実践してきたこと。この流れを今回の新作のように、引き継いでいってもらいたい。

狭い世界のあれこれを人のひた隠した内面まで見逃さず丁寧に描き出すことにより、人間の日常の営みの根底にあるものー人の孤独、人との関わりのバランス、生き続けていく中で迫られる決断とその中でギリギリの女が前を向き下す曲げることのできない決意、家族とは?誰かを思い愛するとは?若さゆえの他人に対する不寛容さ、、、ーを見事に舞台に挙げてくれている。

それらの日常の悲喜こもごもを確かなリアルで演じてれている役者陣全員に大いなる拍手を送りたい。彼らの何気ない(この何気ないというのが大きなポイント)、しかしながら決してウソや誇大表現にならない確かな演技がこの繊細な翻を見事に活かしている。

客入れから本編までがっつりと流れるボブ・ディランの楽曲(It's All Over Noow, Baby Blue, Rainy Day Women #12 & 35, I Shall Be released, Mr Tambourine Man, A Hard Rain's A-Gonna Fall ..etc.) がさらにおまけの宿題まで与えてくれているようだ。

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