« コーラないんですけど(12/30) | トップページ | シェラザード(1/8) »

2017年1月 6日 (金)

虚仮威(1/5)

Stage62593_1

柿喰う客の本公演(中屋敷氏のオリジナル戯曲を劇団員が演じる公演)「虚仮威(こけおどし)」を本多劇場で観た。

現代人にとっての一大イベントであるクリスマス。みんなそれぞれに年末最後の打ち上げ花火のようにクリスマスを楽しんでいて、それはそれで問題ないけれど、ふと考えてみて、、、クリスマスってそもそも一体何なの???と、打ち上げ花火に水をかけるようなお話。

チラシの画像にあるような光景がステージ上で再現され、ステージ中央にある枝ぶりの良い木の周り、またその木のてっぺんと地面を役者陣が超高速で走り回り、上り下りしながらクリスマスの夜に家族崩壊の危機に直面している現在の家族(夫婦)とやはりクリスマス=サンタクロースにより家族が離散した100年前の東北地方の家族の話が交互に展開される。

巷の演劇サイトの投稿に描かれているように、柿喰う客のスタイル、テンポが良い意味でも悪い意味でも隅から隅まで行き届いた、想定内で楽しめる作品。

イケメン&イケ女の役者たちがダンス公演のようにある一定のリズムにノリながら、よどみなくリズミカルにセリフを話し、若者言葉でブラックジョークと時事ネタジョークを連発する。。。この独特なスタイルで若者層から大きな支持を得ている中屋敷法仁と劇団柿喰う客。

アフタートークで主宰、作家、演出家の中屋敷氏が劇団公演では「いかに役者を際立たせるか、良く見せるか」に重点を置いている、と語っていたが、、、だからなのか、と納得。

舞台の核が役者であることは動かしがたい事実であるのは確かだが、その前にその(素敵な)役者たちが腕を発揮できる、彼らが心血を注ぐ意味のある「翻」がまず最初にある、というのが大前提ではなかろうか。

ゴールは役者へ向くのではなく、役者を含めた製作者サイド全体が翻という共通項をもとに作り上げる作品(ステージ)が輝いてこそ、それが演劇なのでは??

七味まゆ味のホ〜〜ホ〜サンタは大好きだけれど、それはそれ。

「う〜〜ん 上手いね」以上の怖〜〜〜いお話が観たかった。

|

« コーラないんですけど(12/30) | トップページ | シェラザード(1/8) »

「観劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/223541/69140988

この記事へのトラックバック一覧です: 虚仮威(1/5):

« コーラないんですけど(12/30) | トップページ | シェラザード(1/8) »