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2016年12月12日 (月)

ハムレット(12/11)

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桜新町のスタジオで映像アーティストの紀里谷和明氏の初演出舞台「ハムレット」を観た。FBでこの作品を知り、没後400年のシェイクスピアを氏がどのように翻案するのかー原作とは違うやり方で自身が考えるハムレット像を舞台化するという意図は事前に読んでいたのでーちょっと興味があり日曜日の朝のハムレット観劇を決めた。

最終日ということもあり、100席ほどの会場は満席状態。朝(追加)公演の後、マチネとソワレも上演するということで、そちらもソールドアウトということだったので、紀里谷氏の大きな影響力を知ることができると言うものだ。

で、作品だが、これが翻案するとは明言しているもののあまりにもシェイクスピアのハムレットとは別のものになってしまっていて、正直、面食らった。チラシには原作者に敬意を表して、、とあったのだが、それだったら、せめてハムレットにインスパイアされたオリジナル作品、として上演して欲しかった。

というのも、その翻案が、他でもよく見るような若干の省略では収まらず、省略どころかストーリーの解体、物事の順番の入れ替え、役の簡略化&統合と原作がバラバラになり全く違うストーリーに変わっていたからだ。ハムレットというよりは「クローディアスの困惑」。

自分なりの解釈というのは演出家に絶対必要なものだとは思うが、今回の作品ではその解釈を一方的に、かなりわかりやすい形で終始押しつけられることとなっていたーもしかしたら、その解釈の押しつけ、教義というのがシェイクスピア劇の上演で決してやってはいけない、それをしてしまうとシェイクスピア劇の良さがすっかり無くなってしまうことなのかもしれない。

映画のドラマチックな効果音のような(意味のない)怒鳴り声もいただけない。

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