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2016年12月 5日 (月)

ヘンリー四世 混沌/戴冠 (12/4)

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今年二度目のほぼ全員が同意した熱烈スタンディングオベーションを新国立劇場にて体験した。 一度目は三浦春馬、小池徹平主演のブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」、そして今回の「ヘンリー四世」だ。 新国立劇場の代名詞とも言える、前芸術監督、鵜山仁演出のシェイクスピア歴史劇シリーズ。これまでの「ヘンリー六世 三部作」「リチャード三世」に続いて、今回は実際の時は少し遡って、ヘンリー六世の父の若い頃と祖父の話。サブタイトルにあるように二部作になっていて、平日は日替わりで上演。週末にはその二本を一気に昼夜で観ることが出来る。 なので、日曜日に一気に観劇。 今回も演出、美術、演技  とそれぞれに高得点をあげ、演劇の面白さを十二分ー総合点で満点以上という事ーに味あわせてもらった。 事実は小説より奇なり、を超えてその奇なる事実を壮大なエンタメドラマに仕上げたシェイクスピアの翻が面白いのは言うまでもなく、それをさらに良くするかどうかは現場の役者と、彼らをまとめる演出家。 で、その作用がプラスに働いたのが今回の舞台。 その中でも、軸となる主役、二人ーハル王子ー浦井健治、彼の反面教師 フォルスタッフー佐藤B作、が実に素晴らしい。特異なキャラクターとして嘘っぽくなりがちなフォルスタッフと言う役に人物としてのリアリティーがあった。百戦錬磨の東京ヴォードヴィルの座長という実体験(?)が演技に滲み出ている。 一方、7年前、ヘンリー六世に大抜擢された浦井健治、その彼の成長ぶりと同時に変わらぬ天然王子様キャラを目撃出来るのもシリーズ作品ならではの醍醐味。

大河ドラマのようなこの歴史劇、年末に放送される時代物の長時間番組のように、一度席に着いたらその天下取りの顛末を見届けたい、と前のめりになること間違いなし。

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