« 福島を上演する(11/17) | トップページ | キネマと恋人 (11/21) »

2016年11月20日 (日)

愚図(11/20)

Stage61954_1

気鋭の劇作家、演出家、女優 桑原裕子率いる劇団KAKUTAの20周年記念公演、桑原の新作書き下ろし「愚図」を東池袋のあうるスポットで観た。

ずぶずぶと負の連鎖にはまっていく不器用な人々を描くのが上手い桑原らしい作品。冒頭で提示された一つの謎(死)へ向かい、そうなってしまった諸々のボタンの掛け違い、愛情のベクトルのすれ違い、思い通りにはならない物事の積み重ねの果ての悲劇が笑いとともに綴られる2時間強のドラマ。

ゲストの林家正蔵(劇団のファンで、このたびの演劇初舞台が実現したとのこと)が心に自分に対する世間の評価に不満を抱えた主人公の冴えないスーパーのマネージャーを演じているのだが、やっぱりいきなりのこの難しい役どころー長年、心の奥に闇を蓄えた、一見すると無害な男というねじれた二面性が見え隠れするところまでは表現しきれていなかったように思う。他の役者陣との「演じる」ことの温度差の違い、とでも言えば良いのだろうか。

|

« 福島を上演する(11/17) | トップページ | キネマと恋人 (11/21) »

「観劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/223541/68515310

この記事へのトラックバック一覧です: 愚図(11/20):

« 福島を上演する(11/17) | トップページ | キネマと恋人 (11/21) »