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2013年8月10日 (土)

春琴(8/9)

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世田谷パブリックシアターで「春琴」を観る。

08年の初演から再演を続けている作品で今回が4度目、でもって私にとっても4回目の観劇。

作品が回を重ねるごとに熟していく、発展していくというのを目撃している。サイモン・マクバーニーという奇才と時代を同じくして生きていることを感謝する体験。

エコではないが、資源ー優れた戯曲ーを有効利用するのは演劇文化を豊かにするために重要な課題。良いものを大切に長く使う、それを大切に扱えばさらに熟して大きな収穫を産む。。。これが文化というものでしょう、そうでしょう?

星をつける採点方をとっているCoRichで、完璧な5点満点(評をのせた人が一人でも5つ星以下だったら満点には至らないので珍しいこと)、でもって実際に昨夜いっしょにこの珠玉の名作を目撃した観客達のなりやまない5回のカーテンコール、それもかつてない大音量の拍手ー皆の心には永遠に拍手を送りたいという気持ちがあったはずー、観客の心がこれほどまでに一つになるということ、この経験自体が貴重。

初演の観劇時に「確かに素晴らしいヴィジュアルで演技、演出。。。だけど何かひっかかるものが、、、おそらく演出家自体このもやもやー作品として解明出来ていない部分を残しての上演ーを感じているはず」との感想をもったのを覚えている。。が再演が必須であるコンプリシテの演劇手法としては初期段階ではそれで十分だったのかも。

今回、5年の月日を経て練られた作品には迷いのない強度が備わっていた。

今回、はっきりと見えたこととして「春琴」とは人のベーシックな衝動、ラブ・ストーリーだということ。

春琴と佐助のように極端な「愛」のかたちもあり、一方で現代のナレーター(立石涼子)と(今回は)年下の不倫相手のような愛もあり。。。。100人いれば100通りのどうにも上手くいかない愛があるということ。

陰翳礼賛も加味されて日本の話ではあるけれど、根底にこのグローバルなテーマがあるから、世界どこで上演しても通じるのだろう。

役作りを5年間続けている役者陣ー深津絵里、立石涼子、成河、...が素晴らしいことは、言うまでもなし。特に、やはり笈田ヨシの存在感。。良いものを観させてもらいました、感謝、感謝。

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コメント

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