« 盲導犬(7/8) | トップページ | 不思議の国のアリス(7/7) »

2013年7月10日 (水)

道元哀歌(7/9)マチネ

Stage35682_1

池袋の東京芸術劇場、小劇場シアターウェストで新宿梁山泊の2本立て公演(韓国凱旋公演)の1本目「道元哀歌」を観る。

*****演劇サイトより*****

150年前の渋谷・道玄坂。宇田川の畔で出逢った、はつと昭円。二人は求め合い、引き裂かれ、異界を駆け、運命を知り、そして愛を誓う。永久にも近い時間を隔てて尚、再び出逢う約束する。今生の命を捨てて―。時空を超えて愛を貫こうとする、はつと昭円の真実の愛と、愚かな妄執にとり憑かれた異世界の亡者たちをめぐる壮大な愛の物語。

**********

楽日であった観劇日のカーテンコールで新宿梁山泊の創立者で演出家の金守珍(キム・スジン)がー前の晩にはコクーンで役者として「盲導犬」に出演していた彼を観ていたので、ちょっと驚いたー「小林恭二の原作「宇田川心中(’04)」を忠実に舞台化したら8時間はかかっていただろう。。それを圧縮して削って、削って2時間40分の今回の舞台に仕上げた。これからもこの宇田川心中に関わったものを創作していきたい。」と語ったように、何百年もの時空を越えて展開する大恋愛ものがたり。(「宇田川心中」ブックレビューより–<愛とはつまるところ約束なのだ。それも再び逢うという、ただそれだけの約束なのだ―承久年間から幕末、現代へ、渋谷・道玄坂で出会った十七歳の男と女の愛の輪廻をたどる、時空を超えた再生の物語。>)

添い遂げられなかった悲恋の恋人同士が輪廻転生の末に再会し、最期には今日の渋谷の交差点で運命の出会いを果たすところで、今後の執念すえの恋の成就を示唆して舞台は終わるのだが、そこに至るまでの成り行きとして2つの時代の悲恋がたっぷりと描かれるので、まあ、2時間半越えにはなるのでしょう。

歌舞伎的と銘打っている舞台では拍子木が鳴り響き、踊りあり唄あり(この唄の部分はもうちょっと堂々と歌い上げてほしかった。せっかくわざわざ唄うのだから、効果的に歌を聞かせて欲しい)立ち回りありで大いに舞台を華やぎ、活気づかせている。

主要役者陣がなかなかに華があり、魅せてくれるー松田洋治、今村美乃、申大樹、柴田義之ーので長さは感じず、ベタな悲恋物語を堪能。ー何と言っても、松田洋治のアンラッキーなキャラに説得力がありグッド。


PS。。余談

話の核として、気づかない近親相姦による悲劇、というのがあるのだが、近親相姦って、キリスト教的モラルの観点からタブーなのでしょうか??

なぜ、「ダメ」なのでしょう? まあ、遺伝学的にその子どもに及ぼす影響からして、そちらの理由としては子ども生むのはリスクが大きいということなのでしょうが、現代の医学から「絶対に子どもはつくらない」と決めての近親相姦なら、それも選択肢のひとつとして、まあなくもないんじゃないか。。。と。

まったくもって余談ですが。

|

« 盲導犬(7/8) | トップページ | 不思議の国のアリス(7/7) »

「観劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/223541/52390741

この記事へのトラックバック一覧です: 道元哀歌(7/9)マチネ:

« 盲導犬(7/8) | トップページ | 不思議の国のアリス(7/7) »