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2013年5月

2013年5月29日 (水)

フィリップ・ジャンティ 動かぬ旅人(5/29)マチネ

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****演劇サイトより****

大きさや質感、遠近感や平衡感覚といった、私たちの日常のバランスを気持ちよく覆してくれる舞台の魔術師、フィリップ・ジャンティの舞台が、なんと6 年ぶりに日本に帰ってきます。
95 年の初演以来、ツアーを重ねてきた代表作「動かぬ旅人」を完全リニューアル!この話題作を携えて、待望の来日となります。

彼の作品は、ダンス、演劇、マジックから日本の文楽に大きな影響を受けた人形遣い、そして音楽と、ありとあらゆるジャンルの要素を盛り込んだ、世界でただひとつのステージアートです。
時代の最先端をいく世界中のトップクリエイターたちにも絶大な刺激を与え続け、世界中で絶賛される高い芸術性を持ちながら、同時にユーモアとエスプリにあふれた幻想的な舞台は、“理解する”のではなく、オープン・マインドで“楽しむ”作品。

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視覚の魔術師、フィリップ・ジャンティの最新作(代表作のリメイク版)は、もちろん仕掛けも楽しめるが、作品に流れる大きな世界観が最大の魅力。

遊び心満載の楽しいパフォーマンスのあとに、われわれの分身である背広姿の男が疾走する姿に人間の「生き様」を見、彼が駆け抜けているこの世の時空、宇宙空間まで感じられる、、そんなとてつもなく大きなスケールの、でもって人間味あふれる作品。

さすが人生の達人=フレンチ、の巨匠だけある、と感謝感激。


ーーー余談、文楽に影響を受けているパペットアーティストって多いね〜〜。あの頭の細かい仕草が加わるだけでかなり魂こもるもん、ね。ーーーー


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文楽・素浄瑠璃ワークショップ 絵本太功記-尼ヶ崎の段(5/28)

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リア(5/26)

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ヨウヤヨウヤ(5/25)

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2013年5月25日 (土)

うかうか三十、ちょろちょろ四十(5/24)

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藤井隆インタビュー

井上ひさしが24歳で初めて書いた戯曲でその年の文部省主宰の脚本奨励賞を受賞し、劇作家として世に出るきっかけとなった作品でありながら、どういうわけか今まで上演されたことがなかったという“幻の名作”「うかうか三十、ちょろちょろ四十」を紀伊国屋サザンシアターで観る。

上演時間1時間15分という短い芝居で、筋を書いても“繊細なとのさま(藤井隆)と賢くてしっかり者の村の娘(福田沙紀)の間のかなわぬ恋のものがたり”、チャンチャン。。と終わってしまうほどのシンプルな話なのだが、これが、えらく哲学的に、と言っても人間に関する深〜〜〜い話なのであります。

アフタートークで演出の鵜山仁氏が(ご存知のように鵜山氏はこの他にも多くの井上作品の演出を手がけている)「処女作ながらすでにその後の井上作品へと脈々とうけつがれていく生涯のテーマがしっかりと描かれていて、すべての作品の基礎とも言うべき傑作」と語っていた。ちなみに鵜山氏のお気に入りの台詞は最期にとのさまが言う、「気の狂ったまんま死にたくねえからな、おじい。これからなんぼ苦しまねばなんねえとしても、おれは正気でいてえよ。」だそうで、、確かに、この言葉に生涯をかけて作品を通して冷静に社会の腐敗、矛盾、不公平を訴え続けた作者の気概、劇作家としての心意気が聞こえるようである。

さくらの花の命は短く、、人の命も実のところと〜〜〜っても短い、あっという間の一生である。。。しかしながら、一方では桜は散ってもまた次の年には美しく花開く。。そんな生き物=人類としての継続もあるんだよ、ってなことでしょうか。

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Vocaloid Opera THE END(5/23)

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渋谷オーチャードホールで2日間限定のボーカロイドオペラ(人間が歌っていないし演じないー音声合成システムと映像で構成されたオペラ)、バーチャル世界の女神、初音ミクが主演キャラとして全編を演じる「THE END」を観る。

**2012年山口県の公共劇場、山口情報センターで初演された際の劇場HPでの作品紹介**

常に注目すべき活動を繰り広げている、音楽家/アーティストの渋谷慶一郎と、演出家/劇作家/小説家の岡田利規。ともに1973年生まれという世代を共有する彼らが、「終わり」をテーマに初のコラボレーション作を発表します。
「THE END」は、初音ミクによるオペラ。悲劇的ストーリーやアリア、レチタティーボといった従来のオペラが持っていた形式はそのままに、人間の歌手もオーケストラも登場しないボーカロイド・オペラという初の試みです。ステージの四面を覆うマルチ画面映像と照明、マルチチャンネル音響を駆使した、YCAMのプロデュース/滞在制作による最新作。オペラが結びつけられてきたヨーロッパ的人間中心主義と、生と死/パブリックとプライベート/部分と全体/線と層といった対立項の解体が試みられ、終わりとはなにか?死とはなにか?が問いかけられます。
自らの運命を予感したミクが、自分の劣化コピーや他のキャラクターとの対話を通じて終わりを探す旅が始まります。無限の谷へ繋がる部屋で展開する悲劇のバリエーション。ミクは果たして死ぬのか?


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開演前、オーチャードホールの扉前にはコスプレ姿の女の子、ファッション雑誌からぬけだしてきたようなファッショナブルな人々、、

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いやむしろわすれて草(5/22)

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2013年5月22日 (水)

て(5/21)

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東京芸術劇場で上演中のハイバイの代表作「て」再再演舞台の初日を観る。

アフタートークで作者(今作では演出、そして出演もしている)の岩井秀人氏が「実際にうちのおばあちゃん、そして劇の中では笑いをとる存在として少しマイルドになっている父親が家族に言い放っていた言葉をそのまま使っている」と語っていたように、作者の半自伝(半よりももっとなのかもしれないが)といった内容になっている。

*****劇団HPより*******

祖母の痴呆をきっかけに再集合した家族が、過去の関係を清算しきれず、さらに大爆発する様子をハイバイらしい「ちょっとウンチ着いたくらいの『人間くささ』」 で描ききったスーパー家族劇。
母を岩井秀人が演じ、祖母を永井若葉がフツーに演じ、全体としても「同じ時間を視点を変えて2周する」という 試みもあり、ハイバイとしては異色の、しかし、その試みが全てジャックポット入った奇跡の名作。

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09年の再演、そしてユースケ・サンタマリア、荒川良々らによって青山円形劇場で上演された11年の舞台、そして今回、再演時と同じ東京芸術劇場で上演されているハイバイ10周年記念全国ツアーの皮切り公演と三度目の「て」なのだが、あらためて日本演劇史に残る名作であることをかみしめた。

ー極めて個人的な話ながら、井上ひさし作品同様、世界へ紹介すべき、でもってチェーホフやテネシー・ウィリアムズの劇のように、世界どこでもわかってもらえる日本戯曲のひとつだと確信しているー

なぜなら、劇の根底に流れるテーマが普遍だから。

家族だということで、錯覚し、思い込みがちだが、所詮“人はひとりだということ。”

隣の人の考えていることが分るわけはない、それほどに孤独でindependentだということ。にもかかわらず、人にーそれが近しい間柄の人であればあるほどー対して、どうにかできるのではと干渉してしまう、のが人の「思い」で家族という集団。

この人間の存在そのものが抱える矛盾を、この劇では多くのシーンで言葉にならない言葉ー言葉のさらにその先にある無言のメッセージで届けてくれる。

言葉を越えた強固なメッセージ、問いかけがあるから、この劇を世界が共有出来る。

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UTOPIA ユートピア〜マリア・パヘス舞踊団

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アポロ(5/18)マチネ

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鴉よ、おれたちは弾丸をこめる(5/17)

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かたわこや(5/16)

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獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)(5/15)

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雨の街(5/13)

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鉄板!ドイツ王道喜劇論(5/11)

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アジア温泉(5/10)

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もうひとり(5/9)

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あかいくらやみ(5/8)

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2013年5月 7日 (火)

オトナの高校演劇祭(5/5&6)

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GW後半はナベゲンの企画公演「オトナの高校演劇祭」三本立て;基本的にナベゲン店主(主宰・劇作・演出)畑澤聖悟が高校生での上演用に執筆したものを今回はナベゲンの(大人の)役者たちが演じるという企画。

(1)ひろさきのあゆみー柴幸男の「あゆみ」を畑澤聖悟が潤色、ナベゲンの工藤千夏が新たに上演台本へ潤色し演出

(2)河童ー畑澤聖悟が学校での話を会社での話へ書き換え、演出

(3)修学旅行~TJ-Remix Ver.ー東京デスロック主宰多田淳之介が演出

制服姿の高校生達がスズナリに押し寄せ、会場はいつものスズナリからは様変わり。

貴重なGWを千葉のネズミの国へ行ったり、アキバでお年玉の残りを使い果たしたりせず、アヤシげな下北沢の劇場なんかに通ってくれて。。。嬉しいじゃないですか。

でもって、「やっぱり行かなきゃよかった〜〜〜」なんてことにはせず、きちんとGWの忘れられない思いでを持たせて帰らせているー何と言っても、毎回爆笑の渦、アフタートークでも高校生たちから積極的に質問が出ていたーナベゲンさん、あんたはエラい!!

でもって、高校生が大笑いしている箇所とちょっとズレていたかもしれないが、、大人もきちんと楽しませていただきました。

中でも、(枕詞 抱かれたい演出家NO.1)TJ(多田淳之介)が演出した「修学旅行〜TJ-Remix Ver.」、役者に思いっきり当て演出してあそんじゃっている感性と演出家として翻を読みこんできちんとメッセージを伝えている感性がみごとにRemixしていて幕開きからず〜〜〜〜っと面白かった。

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2013年5月 4日 (土)

ここからは山がみえるYou can see the Hills (5/3)

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青年団リンク公演、演出家、田野邦彦率いるRoMTの再演舞台(初演2011年3月)、太田宏一人で3時間のモノローグで英国マンチェスター郊外に住む少年の成長期を語る「ここからは山がみえる」をアトリエ春風舎で観る。

劇場がカフェに様変わりしていて、観客は丸いテーブルでTeaを飲みながら観劇するスタイル。劇の内容にあわせてお茶を出すカウンターの回りの壁には「Fish & Chips £XX - no service」「Beer(pint) - £○○ - no service」など英国のパブにありそうなメニューが並んでいる(実際には販売はしていないのだが雰囲気づくりのため)。

中央ステージに表れた主人公アダム役の太田氏がゆる〜〜い感じで劇をスタートさせる。

マンチェスター北西部に位置するオールダム(Oldham)に住むアダム12歳(1982年?の設定)が青春期に経験した様々なことー確か18歳で就職するまでーを自らで語っていくという形式で劇は進行する。

イギリス人劇作家Matthew Dunsterの戯曲で、08年にマンチェスターで初演された舞台が評判となり同じ年にロンドンのヤングヴィック(野田秀樹氏の「赤鬼」英国版が上演された劇場)での上演が実現し半年以上のロングランという快挙を果たしたという翻を英国留学経験のある演出の田野氏が見つけ出し、日本語翻訳(近藤強 訳)して本国での上演から時を経たずに上演したのが今回の舞台。

おそらくは半自伝と思われるような主人公の成長期で、その当時に流行っていた80年代のマンチェスターミュージックブームの代名詞The Smithの楽曲が流れる中、ローカルな地名が氾濫し、イギリス北部の高校生たちのほとんどが経験するであろうようなエピソード(通学バスの中でノリの悪いクラスメイトを集団でいじめたり、好きな女の子を家へ呼んでなんとか初体験を!と試みたり、、失敗したり。。。クラブに通いつめて、そこで何人目かのガールフレンドとの三角関係や裏切りが発覚したり。。。クラスの誰かが妊娠騒ぎを起こしたり、、などなど)が次々と紹介されていく。

おそらく、イギリス人の観客であったなら、くやしいかな(まあ、題材が日本の芝居が海外で紹介される場合はその逆となるのであろうから、しょうがないと言えばしょうがないのだが)われわれの4〜6割増ぐらいさらに、戯曲の詳細を楽しめるのであろう。。。とは思う。

ー実際、私の場合はラッキーなことに、我が家のKYさんの実家が今回の翻の舞台となっているところととても近いので、以前、このあたりを訪れたことがあり、そのお陰で具体的な舞台セットはないもののけっこう主人公のストーリーを視覚イメージとともに追うことが出来たので、個人的には懐かしさも含め80年代マンチェスターの話を楽しむことが出来たー

しかし、一方では日本だろうが英国であろうが、ティーンエイジャーの悩み=青春期の悩みという題材は世界で共有出来るものなので、その意味では誰もが共感できる部分も多くあるのだと思う。

丁寧に物語れば、観客はきちんとついていけるということなのかも。

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2013年5月 3日 (金)

てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。(5/1)

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横浜、十六夜吉田町スタジオでマームとジプシーの新作、イタリア・チリ海外公演のプログラム「てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。」ーこれどうやって海外公演でPRするんだろう?タイトル縮めるのかな〜〜〜???ーを満員のスタジオ小劇場で観る。

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2013年5月 1日 (水)

ヘンリー四世(4/30)

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彩の国さいたま芸術劇場で蜷川幸雄シェイクスピア全作品演出シリーズの第27弾ーあと残すところは10作品だそうで、、最初は冗談半分の(あくまで全作品が希望といった程度の)企画だったこの試みもゴールテープが見えてきた感あり。信念あるところには実が伴うものなんでそね〜〜〜ー数年前に新国立劇場での鵜山仁演出による10時間におよぶ三部作一挙上演が大評判となった「ヘンリー六世」(ちなみに蜷川演出でも、蜷川氏には珍しい若干のショートバージョンで2部構成で上演された)の時代=赤薔薇・白薔薇戦争の発端となったのが暴君リチャード二世からボリンブルック公(のちのヘンリー四世)への王位奪還、でもってその張本人であるヘンリー四世が在位中の話ではあるのだが、話自体はそのヘンリー四世(木場勝己)の息子ハル(ヘンリー)王子(のちのヘンリー五世ーつまりはヘンリー六世のお父さん)と彼が戴冠前の放蕩の青年期に市井の生活の様を教わったジョン・フォルスタッフのあいだのやりとりが中心となっている。

今回、初めての蜷川劇/シェイクスピア劇ということで松坂桃李がハル王子役に挑んでいるのだが4時間半の長丁場、放蕩息子から歴史に名を残す名君への切り替え、そして剣を振り回しての戦闘シーンもしっかりと決め、好演している。ー以前、このシリーズに度々登場していた小栗旬を彷彿させるきれいな王子っぷりー

実のところの主役フォルスタッフは蜷川組、とくにシェイクスピアシリーズでは度々主役を担っている吉田鋼太郎が着ぐるみにちかいほどにふくらませた衣装をまとい、床を転げ回り、重量衣装で汗たっぷりにタップをふみながら、客席で観客とのやりとりをこなし、彼のフォルスタッフの世界をつくりあげていた。

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「ヘンリー四世」はもとはと言えば、第一部完成のあとに第二部が書かれたのでそれぞれに独立して上演されるものなのだが、今回は前記に記した「ヘンリー六世」上演時と同様に松岡和子訳をもとに河合祥一郎が再構成をし、1日での一挙上演舞台として上演している。

とは言え、休憩の15分をはさんで4時間20分の舞台。同じ名前が敵味方でそれぞれに出てきたり、年代によって呼び方が変わったり、ただでさせ日本人にはまったく馴染みのない英国の史劇。フォルスタッフというかなり個性的なコメディパートがあるものの、平日の観劇は日本人観客にとってはかなりの忍耐になるのでは?しんどいのでは?と思うのは蜷川組にはまことに失礼な思い過ごしであったようだ。

またもや蜷川氏の力量をまざまざと見せつけられたような圧巻の出来だった。

では、一体どこがどうすごいのか?

*まず4時間20分の間中、だれるような箇所“ただそのままシェイクスピアの台詞を喋らせている”ようなところがない。

細部にまで気を配り、聞いて観て劇を楽しむように演出が施されている。それは15分の休憩、そしてその直後の演出にも見られ、通路を使った賑やかな趣向で観客の頭を活性化している。

ーーー逆に、これが英国だったら、ほとんどの観客はシェイクスピアの台詞の一語一語を聞きに来ているので、これほどまで動きやヴィジュアルでサービスをする必要はないのだろうーーー

*どちらかと言えば、シンプルな舞台セットで、ここでも劇のテンポアップを重視している。しかしながら、シンプルとは言え、ヴィジュアル的な美的完成度が高いためー例えば、王宮の場面では遠近法を使い、広い王宮の間を視覚化しているー舞台美術そのものも十分に堪能出来る。

でもって、やはり何と言っても特化しているところと言えば、役者の贅沢さだろう。

ヘンリー4世、フォルスタッフ、ハル王子、、これらの中心人物たちを囲む伯爵・貴族、フォルスタッフの回りの市民、聖職者たち。。。それぞれが個性的で、でもって舞台役者としての力量が安定している。

第二幕の冒頭、高等法院長役の辻萬長が話始めたときには“お、!!日本のイアン・マッケラン!!”と思わず顔を覗き込んでしまった。

酒場の女将役の立石涼子も出色の出来だった。

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一つ付け加えておくと、このように思ったのは私だけではなかったようで、10時半に近い終演時間の劇場でスタンディングオベーションの拍手が続いていた。

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葛城事件(4/30)マチネ

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超満員のスズナリ劇場でTHE SHAMPOO HAT の最新舞台「葛城事件」の楽日舞台を観た。

*****劇団HPより******

朝の終わりを猛烈に走る。
着ていた厚手のコートが重たくて小脇に抱えて疾走するがコートが厚手で重たくて結局また着る決断を取り電気のマンホールに足を滑らせパルコで購入した新品の革靴を恨む。
驚くほど街は無人で空は驚くほどに青く煙草に火をつけるタイミングだがあいにく先週から禁煙しており真冬の真昼へ猛烈に走る。これも仕事だからと厚手のコートを脱ぐ。
セルベゾフ。聞いた名前だ。別に彼を追いかけているわけではない。どこかで鯖味噌の匂いがしたが俺には関係のない話だ。 まだきっと間に合う。葛城事件。

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01年に起きた附属池田小事件を題材とした舞台。実際の事件に関しては犯人の宅間守の過激な言動、その特異なキャラクターから近年起きた無差別殺人事件の中でも特に異彩を放っていて早期に死刑が執行されたことを含めおぼえているいる人が多い事件だと思われる。

そんな人々の記憶に深く根付いているこの「人」とその回りのー主に家族、そして望んで家族となった獄中結婚をした女性ー人々を描いた本作。

事件当時は紙一重の精神状態の人が起こした事件という認識だったが、不思議なことにこの芝居を観ていくうちにそれが“とても特殊な人が起こした前代未聞の極悪人による犯罪事件”というよりはある人間が起こした哀しい結末の究極の人間ドラマとして受けとめられるようになっていった。



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Princess Mononoke(4/29)ゲネプロ

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カンパニーの創設者で演出家のアレクサンドラ・ルターへのインタビュー、唯一の日本人キャスト三宅由利子のコメント入りの記事↓

JT記事

イギリスの若手劇団がジブリの大ヒットアニメ「もののけ姫」を舞台化した舞台のゲネプロを観た。

2年前にイギリス北部のウォリック大学の演劇学科を卒業した有志らで発足した劇団The Whole Hog Theatre Companyが宮崎駿の世界的大ヒットアニメ「もののけ姫」を舞台化。ジブリがアニメ以外のメディアへの翻案上演許可を出したのはこれが初めてとあって、演劇界だけでなく、アニメ、映画界などからも注目を集めている(どちらかと言うとこちらの方からの注目度の方が高い!?)舞台。

代々木公園の端にあるAiiAシアター(もとは主にライブハウスとして使われていた施設でファーストフードならぬ手軽なファーストシアターといった印象)で行われた初日前のゲネプロを観劇。

我が家の英国人KYさんと唯一、映画館で観たジブリアニメということもありその英国人も一緒に観劇。

何と言っても、写真にあるような(すべて廃材を利用して作っているという)アイディア満載の大小のパペットがこの舞台の見どころ。

ま、逆に言うと、その他の部分ー生身の役者たちの演技などはまだまだ若手劇団の粋から脱していない(とくに数日後に蜷川舞台で熟練役者たちの演技などを見せられてしまうと、その違いをまさに実感する)ーさらに人形遣いが舞台での大きな部分を占めているのでそちらにかなりのエネルギーを費やしてしまっているーーま、出来て2年の劇団なのでそれも無理もないところ。今回偶然と幸運が重なって日本での海外公演が大きな制作会社の全面バックアップで実現したものの、まあそれも通常ではあり得ないこと。。。。とは言え、若さゆえの勢いで「やったもの勝ち」であるとも言える。

この公演により、彼らの強みを日本の多くの人にアピールすることは出来ているわけだし、これからの時間に悪い影響はまずないだろう。

インスタントな成果だけでなく、長い目で見れば、双方(日本と英国)にとって画期的であり有意義な試みであると言えると思う。

数年後、もしかしたら数十年後にまたパワーアップしたThe Whole Hogとして戻ってきて欲しい。

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T.B.(4/28)

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ロック・ザ・フィガロ(4/26)

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あわれ彼女は娼婦(4/25)

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