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2013年5月25日 (土)

うかうか三十、ちょろちょろ四十(5/24)

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藤井隆インタビュー

井上ひさしが24歳で初めて書いた戯曲でその年の文部省主宰の脚本奨励賞を受賞し、劇作家として世に出るきっかけとなった作品でありながら、どういうわけか今まで上演されたことがなかったという“幻の名作”「うかうか三十、ちょろちょろ四十」を紀伊国屋サザンシアターで観る。

上演時間1時間15分という短い芝居で、筋を書いても“繊細なとのさま(藤井隆)と賢くてしっかり者の村の娘(福田沙紀)の間のかなわぬ恋のものがたり”、チャンチャン。。と終わってしまうほどのシンプルな話なのだが、これが、えらく哲学的に、と言っても人間に関する深〜〜〜い話なのであります。

アフタートークで演出の鵜山仁氏が(ご存知のように鵜山氏はこの他にも多くの井上作品の演出を手がけている)「処女作ながらすでにその後の井上作品へと脈々とうけつがれていく生涯のテーマがしっかりと描かれていて、すべての作品の基礎とも言うべき傑作」と語っていた。ちなみに鵜山氏のお気に入りの台詞は最期にとのさまが言う、「気の狂ったまんま死にたくねえからな、おじい。これからなんぼ苦しまねばなんねえとしても、おれは正気でいてえよ。」だそうで、、確かに、この言葉に生涯をかけて作品を通して冷静に社会の腐敗、矛盾、不公平を訴え続けた作者の気概、劇作家としての心意気が聞こえるようである。

さくらの花の命は短く、、人の命も実のところと〜〜〜っても短い、あっという間の一生である。。。しかしながら、一方では桜は散ってもまた次の年には美しく花開く。。そんな生き物=人類としての継続もあるんだよ、ってなことでしょうか。

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