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2013年4月 3日 (水)

従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン...(4/2)マチネ

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なんとも演劇ライター泣かせの長いタイトル(ネットなら文字数もそれほど気にならないだろうが、出版物だとタイトルを連ねただけでかなりのスペースがとられちゃう。。。)の芝居、DULL-COLORED POP主宰の谷賢一氏が立ち上げた新ユニット、テアトル・ド・アナールの第2回公演従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔の上で辿り着いた最後の一行──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならないという言葉により何を殺し何を生きようと祈ったのか? という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語」を駒場アゴラ劇場で観る。

オーストリア人哲学者、ウィトゲンシュタインが第一次世界大戦中に志願兵として従軍している際に、過酷な状況の兵舎の中で、言語哲学、分析哲学を発見していく様を描いている。

ウィキを覗いてみただけで、ウィトゲンシュタインの天才ゆえなのか、まさにドラマチックな一生が垣間みれるのだが、作・演出の谷氏が想像力を働かせ、そんな希代の変わり者で切れ者、である一方自分の人としての資質に不安を抱いていた天才哲学者が一般人の中でどのように考えをまとめあげていったのか、の「もしも。。」を見せている。

小劇場で少人数の男芝居なのだが、劇団ではなくプロデュース公演という利点を活かした、(当て書き?もしくはアイディアにあてはめてのキャスティング??)カラーの違った同胞たちのコントラスト&ぴったりはまった配役/演技が楽しめる。


哲学論理を扱ったサイエンスドラマというよりは、もっとシンプルに、抑圧された情況下にあるバックグラウンドの異なる男たちがぶつかりあうヒューマンドラマ。



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