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2013年1月

2013年1月29日 (火)

ウェルズロード12番地(1/28)

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文化庁委託事業「平成24年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト 在外研修の成果公演

ということで、文化庁の支援で毎年海外へ派遣されている人たちが集まってつくった舞台「ウェルズロード12番地」を代々木八幡にある青年座の劇場で観る。
作・演出は03年にロンドンで研修をした劇団MONO主宰の土田英生氏。当時実際に住んでいた地域をモデルに執筆したらしい。ーロンドン西部にシェファーズブッシュという街があり、もっともっと西部の居住区とセントラルを結ぶハブのような役割を果たしている場所で、大きなショッピングセンター、劇場(鴻上尚史氏が現地の役者を使って「トランス」を上演したBush theatre がある。この劇場、パブに隣接する小劇場ながら、芸術監督を配して社会的な作品で質の高いものを上演することで定評があり、演劇欄では常に注目されている。土田氏もここで研修をしたのだろう。)、そして劇場のすぐ隣にあるのが数々の歴史に残るギグが行われた音楽ファンの聖地シェファーズブッシュ・エンパイヤがある。駅近辺には移民系の住民が多く、路上マーケットでは各国のめずらしい食べ物が多く並ぶ。。。よって、多少、治安が悪いという難点もありーーー(街の大規模な商業開発のおかげで近年どう変わったのか、、については不明)
****** 演劇サイトより******
いつの話なのかは分からない。
とにかくロンドンにある日本食レストラン「有栖川」。
日本食が定着しているので、どこの日本食レストランも地元の人などで賑わうのだが、ここだけは違った。
ロンドンの生活に馴染めない日本人たちの吹きだまりなのだ。
だったら日本に帰ればいいのにと思うような人ばかりが集まっている。

例えば・・・・・・会社をリタイアして夢を追うとロンドンにやって来た中年の男は、
当初の目的を忘れて、サラリーマン時代の自慢話ばかりしている。
他の人達も同じだ。日本でもうまく行かず、そしてロンドンでもうまく行かず。
そんな彼らがなぜここに集まるのか?
傷を舐め合う為か、それとも憩いを求める為か?・・・・・・しかし彼らは見栄の張り合いを続ける。
彼らはここで傷つき続ける。それでも他に行く場所はないのだ。
ああ、ダメな人達の集まる場所。そのレストランはお洒落なノッティングヒルからやや西、ウェルズロード12番地にあった。
そんな中、日本とイギリスの関係が突然、悪くなったようだ。大丈夫なのか?
****************

ロンドンに住んでいる人たちのなかでも選りすぐってダメダメな人たちばかりを紹介しているような、自虐ギャグにもほどがあるといった内容。

デフォルメすれば、これらにちかいことをしている人たちもいるにはいるのだろうが、、、まあ、10年間ロンドンで過ごした私からすれば、どうにも片手落ちーどちらかと言うと個性的で素敵な人たちがたくさんいるのでーに見えてしょうがない。

今どき、外人とイチモツの大きさを比べてコンプレックス、って。。。。。前コンピューター時代の大昔の笑い話じゃないの??

どこに住んでも本質的には人間それほど変わらない、、といったことを言いたいのだろうが、それにしても、海外研修の成果があまりにも夢も希望もないはなしなので、ちょっと残念。

海外では確実に、日本では味わえない想像を絶するおもしろいことをたくさん発見出来るよ!(もちろん日本でもおもしろいことはたくさんあるだろうけど)ということを、思わず海外へ出たくなるような、そんなものを見せて欲しかった。

だって、人間自体にそれほど違いがあるはずもなく、だからこそ芝居があり、全世界のトホホな人たちを描くアートがあるわけなので、、どちらが良いということではないことは明らか。。。それにしても、せっかくこれほどまでに世界は広いのだから、若くて体力がありあまっているうちに、馴染みのないところを覗いてみるという体験は絶対損はない!!!と思うから。

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2013年1月28日 (月)

地下室(1/27)

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松井周率いるサンプルの再演舞台「地下室」を駒場アゴラ劇場で観る。


*****演劇サイト より*****

2006年に初演を行った時には、ある集団のカルト化を描こうとしていたように思います。
けれど、現在においてこの作品に描かれているコミュニティはそんなに特殊なものではないでしょう。
もちろん、正常だとも思いませんが、今読み返すと自分がこのコミュニティに希望を託しているような気配を感じ取ることができます。
「信じる」という姿勢を誰かと共有したいという意気込みも。
この『地下室』が皆さんにとってどんな居心地の場所になるか知りたいです・・・とても。
松井周

【あらすじ】
東京の環状線と高速道路に挟まれた場所にある小さな自然食品の店。
そこに住んでいる店長と息子、そして店員たち。 彼らはその場所で小さな共同体を形成し、「水」や自然食品を販売し、自給自足の暮らしをして いる。

「水」を作っているのはその店の地下に住む息子である。
ある日、一人の女の子が働きたいと店を訪れる。 息子はその女の子と出会ったことで、「水」を作れなくなってしまう。 「水」は枯れる。
彼らの生活はゆっくりと崩壊していく。

*************

閉ざされた共同体の中で日々開発され、進化し続けていくマインドコントロールゲームがいかにして人々の日常を浸食していくのか、どうやって拡大していくのかが地下室スペースで手にとるようにわかって面白い。

近年芸能界で起きた洗脳師事件から70年代の一連の連合赤軍関連事件、そして言わずと知れた大規模なカルト集団によるテロ事件オウム真理教事件、そして国家規模の人種特権政策、ナチスドイツによるアーリア人種優遇措置によるユダヤ人排除など、後で内情が分ってくると、その中にいた人と外界のひとたちとの温度差があまりにも大きくなりすぎていること、そしてそれが知らず知らずに拡大し続けていたことに驚くことが多々ある。

外から(観客席から)見ている分には大いに笑えてしまうような出来事の連続なのだが、一度あの窓の無い地下室に入り込んでしまうと、そこに充満する空気(空気読めの空気)に染まってしまうのだろう。

今作の劇世界では大いにカリカチュアされて描かれているため、どのレベルにへも置き換えが可能で、作者が示している「世の中の矛盾」「誰もが犯しうる過ちへの巧妙な落とし穴」に関しても無理なくその批判を読み取ることが出来る。

原発事故の舞台裏、近年の政治茶番を見せられ続けた観客たちは「信じる」ということのリスクを体感してしまっているからこそ、この小さな地下室で起きていることには寛容でいられるのかもしれない。

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みなぎる血潮はらっせらー(1/26)

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2013年1月25日 (金)

ヤバレー、虫の息だぜ(1/24)ー冬の短編(ぬけてました)

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座・高円寺「第5回演劇村フェスティバル」ー「今回は女性が創る演劇」をテーマとして集めた三作品を連続上演企画ーの第一弾「冬の短編」(こちらは先週に観劇、がリストからもれておりましたのでここで載せます)と第二弾「ヤバレー、虫の息だぜ」を観た。

**「冬の短編」  劇場HPより***
冬は長い。短篇は短い。
作品解説・みどころ
ハイバイの永井若葉と ニッポンの河川の光瀬指絵と 作家のふじきみつ彦の3名によるユニット昨日の祝賀会。
……もし成人演劇というものがあるならそういうもの。成人映画の成人よりも成人病の成人に近いような「成人演劇」……。
そんな思いを抱いて、今年4月に上演した第一回公演『ロッカーの濡れてる床、イスがない』に続き、今回上演するのは『冬の短篇』。
ふじきみつ彦、永井若葉に加え、城山羊の会の山内ケンジ、ハイバイの岩井秀人+平原テツら、個性的な作家たちの大人の演劇で、冬の夜をどうぞごゆっくり、お楽しみください。

********

今回の企画もとであり、上演劇場でもある"「座・高円寺」へ捧げる唄”のコーラスから始まった舞台。

万事がこの調子で、4編からなる短編に登場する女達はふざけているのか、それとも彼女らがギリギリのところであくまでもよかれと思ってみせたものがとんでもなくへたれた結果になってしまったということなのか、その着地点がトホホ。。。で笑うしかない。

ちょいエロと結構エロい、とグロいとやっぱりオカシ悲しい、、、どうにも不器用な女ーその意味で言うと男も女もないのだがーどうにも思うようにスマートには生きていけない小市民たちの話。

オムニバスだと、それぞれが適度に短く、説明過多にならないので謎を残しながら、いかようにも受け止められるように出来ていて想像の自由度合いが高く、連続上演のスタートとしてはとても軽く楽しめるーーこれだと、力をあまして残りも見続けられそう!?

*****

で、その第二弾、江本純子率いる毛皮族の「ヤバレー、虫の息だぜ」へ突入。

昨秋パリ公演を行った際にパリで観たクレージーホースでのショーを毛皮族風にアレンジして、そのショーの楽屋で起きている出来事という芝居にショーの踊りと唄を組み込んで仕上げた舞台。

******劇団 HPより*******
2年ぶりの劇場公演です。
毛皮族は11月にパリに行ってきました。
キャバレーでもバーレスクでもストリップでもない。
パリで見たあの狂い馬のようなショーを日本でやっている場所、それがヤバレー。
演劇は嘘でしかないことを追求します。それがヤバレー。
パリの風とパクリの風を吹かします。それがヤバレー。
わからない世界にやってきて下さい。

江本純子
***********
確かに、数年前に下北沢駅前劇場で観た芝居ー本編よりもそれから雪崩のごとく続いていく物販の勢いと双方に暗黙の了解が存在している客いじりのディープさに驚いたーがクレージーホースショー(観た事ないけど)ちっくにおパリ〜〜〜にショーアップされて、ますますカッコ良く、、素敵に洗練されていた。
女の世界のいやらしさーイジメや蹴落としあいーの話のながら、ぜんぜん嫌みがないのは出ている女達がせまい楽屋の中で本音全開でやりとりしている関わり方に嘘や隠し事がなくサバサバとしていてオープンだから。
かえって、連帯としての繋がりの強さを感じる。でもって、そのお姉様方がみな見目麗しく、綺麗で憧れる肢体であっても、決して女女した生生しいものではないところも座・高円寺でオッケーなところなのだろう。
座長がおっしゃっているように、流れにまかせてそのシーンシーンを楽しめば、きれいな女の人たちの踊りもコントもギャグも、劇団内輪ネターというか演劇界のマドンナネターもそして超かっこいい座長さんのいなせな登場シーンも大いに堪能出
来るはず。
まずもって、絶対にここでしか観られない!というのが一番の売り。

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2013年1月24日 (木)

飛龍伝(1/23)

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下北沢本多劇場にてゴーチブラザーズ主催、中屋敷法人演出のつかこうへい作「飛龍伝」初日を観る。

主役はチラシに載っている二人ー中屋敷氏のカンパニー柿喰う客の看板俳優玉置玲央と野田マップによる小劇場舞台「表に出ろいっ!」で鮮烈なデビューを果たした黒木華ー。

今作のように、つかこうへいを知らない若い演出家によるつかこうへい作品上演なども出始めつかこうへい戯曲上演ブームが起こりつつある今日この頃。

昨年の岡崎藝術座による「寝取られ宗介」(ギリシャ劇アンティゴネとの2本立てのうちの1本)に続いて、つか芝居観劇世代、横内謙介氏による昨年のスマッシュヒット舞台「つか版・忠臣蔵」の再演が早くも決まり、来月始めには初演から40年ということで代表作「熱海殺人事件」が紀伊国屋ホールで上演されると言うーちなみに私の本格的な観劇体験は紀伊国屋での「熱海。。。」を通路に座りながら観たというところから始まっていますー。

作家の死をきっかけに特集本なども出版され、あらたに注目をあつめ、さらにはそれにより(そのあまりにも偉大な)価値が再評価されていることには、今さら驚くことでもないーそれほどに偉大な劇作家であったということは、舞台を観る度に痛感させられる。

という事で、今回の飛龍伝。全共闘の残り香もすっかり消えさった時代に生まれた20代の役者たち、そしてスタッフ(演出家含む)が挑んだ舞台。

そのわりにはノスタルジアな、つか舞台の定石をきちんと踏襲したような舞台で、ちょっとがっかり。

確かに、つか芝居は台詞を畳掛けるように掛け合い、リズムにのってののしりあいを繰り返し、、、というところで盛り上がり、観客のカタルシスを促すのかもしれない、でもってそれを起こさせるには従来のつかこうへい劇団手法のシンプルなセットなしの役者オンリーという方法が適しているのかもしれない。。かもしれないが、せっかく演出の魔術師中屋敷くんが演出するのだから、この機会に別のつかステージを見せてもらいたかった。(わがまま?)

同じような見せ方だったら、それこそ従来のつか世代の役者(例えば、2010年シアターコクーンでの「広島に原爆を落とす日」の筧利夫の存在感・説得力は忘れられない)に語らせた方が有効だろう。

シェイクスピアでさえ今日のトーキョー使用に再構築した中屋敷くんだったら出来る!でもって、そんなものを期待して客は劇場へ通うのだと思う。

あと、黒木華は単純にミスキャスト。彼女にはもっとあった役が他にあるはず。

ー歴代の飛龍伝ヒロイン、、黒木メイサ、広末涼子、牧瀬里穂、富田靖子...だっけ? 黒木と広末、もしかしたら富田バージョンも観ているかもー

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2013年1月23日 (水)

あ、ストレンジャー(1/22)

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藤田貴大率いるマームとジプシーの11年初演の再演舞台「あ、ストレンジャー」を吉祥寺シアターで観る。
*****演劇サイトより****
2011年4月初演、全公演チケット完売で大好評を博したあの作品を改訂版として再演!
アルベール・カミュ「異邦人」をエッセンスに、完全なオリジナル作品として
上演された『あ、ストレンジャー』。短編作品として発表された同作を、
より強度を増したフルスケールの作品に作り変えます。
第56回岸田國士戯曲賞を受賞し、今最も注目を集めるマームとジプシーによる
初の吉祥寺シアター公演は必見です!
*********
舞台開始直後、午後二時という時間を告げる電光掲示板の文字の後、タイトルの「A Stranger (そのままの音訳であ、ストレンジャー) 」、そしてフランス語で「L'Etranger」と出してくれたので、ふむふむカミュの異邦人なのね、と気がつく(事前に予備知識なしで観劇したので)。


原作のアルジェリアの太陽が照りつける田舎町を東京、あるいは海が近くにある日本のどこかの街に置き換え、主人公ムルソーを少女(青柳いずみ)に置き換え、フランス語ではなく日本語で、それでいてきっちりと原作世界をーこの世に存在することの無意味さー舞台化している。

3/11直後に初演している舞台(2011年4月初演)なのだが、アフター3/11のわれわれの感覚がこの原作が意図する絶望的な状況に直面しているという状況とちょうどシンクロしているので、この転換が見事にはまっているのだろう。

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リバーサル(1/21)

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ロンドンはしばれるっさ〜〜〜

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↑機内で観た映画、「Ted」。言葉をしゃべるテディベアTedが親友のために人肌脱いで大活躍するのだが、これが思いっきりツボにはまった!!
R15指定があるだけにダーティージョーク満載ーTedはパーティーで白い粉まですっちゃうしーで、この生意気オヤジ熊Tedのキャラがぶっ飛んでいて最高。そんなキャラなのに見た目は"カワイイ”クマちゃんっていうのがまた笑える。
出来れば、吹き替えではなく字幕版で観るのをおススメする(まあ、吹き替えがどうなっているのかは知らないのだが)。
東京では珍しい大雪のため、都内からタクシーが姿を消して、危うく飛行機に乗り遅れるか!!!とヒヤヒヤしながら年末に届いた急な訃報ーと言っても高齢だったので、最期は眠るように逝ったらしいのだがーのお葬式に参列するために我が家のKYと一緒にロンドンへ。
雪国を脱出して着いたロンドンではいきなりロンドンのど真ん中でのヘリコプター墜落事故の影響で街はパニック状態。多くの公共交通網がストップしていて道では車が右往左往。このヘリ、ビルの屋上で作業をしていた建設用クレーンに気づかずに接触し、墜落したらしいのだが、現場がオフィスや高層マンションが建ち並ぶまさにロンドン市のど真ん中あたりだったものだからタチが悪い、、そんな大事故にもかかわらず死亡者が二人というのは、不幸中の幸いだったのかも。
ちょうどその場所がジェームス・ボンドが勤務するMI6(英国秘密情報機関)のビルから目と鼻の先の距離で、先日観た映画の中で起きていたMI6爆破テロのシーンを彷彿とさせた。。。まさか、ホントに??ってこともないだろうけど。
ホテルに着いたのが夕方5時ぐらいなのだが、、、それにしても寒い。この時はまだ雨も雪も降っていなかったのだが、普通よりも寒いと思っていた東京なんかとは比べものにならないほどに芯から冷える寒さ。。。すっかり忘れていたけど、手袋とニット帽はロンドンでは冬の必須アイテムだっつーの。
でもって、翌日、ラッキーなことに冬晴れとなった木曜日。200人超が列席した盛大なお葬式を終えて、その後レセプションでジャマイカフードを堪能。ー亡くなったおじいちゃんはジャマイカからロンドンへ移ってきてビジネスを成功させた、そのあたりのジャマイカコミュニティーではドン的存在だった人で、お葬式にもジャマイカからはもちろんのこと、オーストラリア、イギリス北部、アイルランド、そして私たちは日本から、、、と世界各国からThank you!と言いに多くの人たちが集まっていた。いつもクールで、でもって誰にでも平等に接していた人で、やっぱりその人柄が自然と人を呼ぶのでしょう。
その日の天気予報でも何度も注意を促していたのだが、次の日は朝からドカ雪。ロンドン滞在最期の日だったので、閉店するHMVにでも行って、UKコメディーDVDをドカ買いしようと思っていたのだが、、、こんな雪の日に無意味に移動するのは無謀と現地の人たちに言われ、、、近所のスーパーでの食料品買い(我が家のKYさんは繊細な日本食よりも慣れ親しんだUKメシが大好物。ということで買い物リストには食べ物が並んでいた)で我慢をする。。。飛行機が飛ぶのかどうか、ちょっと心配になる。
翌日朝、BA(英国航空)のHPをチェックする限りではロングフライトを優先して飛ばしているので成田行きも予定どおり運行する、とのことだったので、予定どおりヒースローへ。
まあ、予想は出来ていたことなのだが、、近距離便でキャンセルになった便のため乗りそこなった人々で空港はとんでもないことになっていて、、ネットでチェックインを済ませているにも関わらず、機内預けの荷物の長蛇の列で延々と待たされることに。
紆余曲折の末、なんとか出国、無事に2時間遅れで飛行機も飛び立ち、、ってなことでまたもや雪が降りそうな東京に戻ってきたとさ。

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2013年1月16日 (水)

祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹(蜷川版)(1/15)

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文化村コクーンで蜷川幸雄演出版「祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹」を観る。
***演劇サイトより***
ケラリーノ・サンドロヴィッチの新作をBunkamuraシアターコクーンで2カ月連続上演!
2012年12月はKERAが、2013年1月は蜷川幸雄が演出。

北回帰線と南回帰線の狭間にある架空の街に、祖母と二人で暮らす内気な青年。街を牛耳っているのは強欲で好色な市長。彼の三人の娘は、それぞれに複雑な事情を抱え、やがて街を揺さぶる大事件に発展する―。 市長の後妻と百歳を越える母親、子供を亡くした使用人夫婦、テロを企てる市民たち、怪しげな教会の司祭、謎の錬金術師と白痴の助手、そしてよその街からやってきた放浪の若者。幾多の登場人物が壮絶に絡み合う一大クロニクル。
******
この連続上演企画、かなり貴重な演劇体験が出来るので2作品を見比べてみることをおススメする。
蜷川版用のパンフレット冒頭で作者ーそしてもう一方の舞台の演出家ーケラが自ら語っているように、同じ戯曲をほとんど同時期に、さらに同じ舞台空間で演出していながら、結果はかなり違ったものに、、そしてそれぞれのブランドマークが刻印されているような、まさに蜷川版、ケラ版といった出来上がりに仕上がっている。
蜷川版を観た昨晩の印象から言うと、4時間超えの長大な物語が丁寧に解釈、そして演出を施され、強者役者たちの好演も功を奏し、、、(このボリュームは数々のシェイクスピア演出で慣れたもの!?)良い意味でとても分り易く、そして最後まで物語へと引き込ませる力を持ち続けた傑作となっていた。
ーーーつづく(渡航先で書き続けられたらその都度、アップします)ーーー

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2013年1月12日 (土)

東京ノート(1/11)

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多田淳之介率いる東京デスロックの東京公演再会舞台「東京ノート」ー平田オリザ作・多田淳之介演出ーを駒場アゴラ劇場で観る。

***劇団HPより****

東京公演休止から4年。
《地域密着、拠点日本》を掲げ、
東京デスロック、再び、地域「東京」へ。

東京公演を休止している4年間、単なる中央に対する地方公演ではなく、地域で活動する劇場、アーティストと共に活動できたことが何よりの財産になりました。4年ぶりの東京公演ですが、気張らずこれまでの地域での活動のように、現在の東京を見つめたいと思います。平田オリザ氏の代表作「東京ノート」には、戦争という大きな衝突と、家族という小さな集団の葛藤が描かれています。現在の東京で、わたしたちの抱えている葛藤は、戯曲に描かれた世界のなかでどのように揺れ動くのでしょう。

2012年11月 東京デスロック主宰 多田淳之介

【東京ノート TOKYO NOTES】
1994年の初演以来、世界16カ国で上演されている平田オリザ氏の代表作。
舞台は近未来の美術館のロビー。ヨーロッパで大きな戦争が起こり、そこから避難してきた絵画を前に、日本人の家族や恋人たちが断片的な会話を繰り返す。戦争という大きな背景を前に、日々の生活を送る日本人の姿が克明に描写され、現代社会の様々な問題点と危機があぶり出される。

**************

HELLO TOKYO!という呼びかけとともに始まる舞台。なぜHelloなのか、でもって「お久しぶり! Long time no see」なのかといういきさつは上記の主宰者からのメッセージをお読みいただくとして、久しぶりにふじみ市からアゴラ劇場へ戻ってきた東京デスロックの舞台がいかに刺激的で真の意味でのコンテンポラリーであったか、ということを、このところの停滞ムード蔓延する演劇界(得にコンテンポラリー演劇界)におけるとても嬉しいニュースとしてお知らせしたい。

ネタバレになってしまうとそのワクワク感、それぞれの観客の大いなる想像力の邪魔となっても申し訳ないので、劇の詳しい演出方法などを記すのはひかえるとして。。。そこらへんのところは、まずもって「今生きている時間の中で、同時代の「東京ノート」を確認してみる」経験として自らの目で、身体で体感してもらうしかない、としか言えない。ー騙されたと思って、アゴラを訪れてみて。。。でもって、もしかして、あなたにとっては騙されちゃった!と思われたとしても勘弁して。。。それでも、絶対に日本で今起こっているヴィヴィッドな演劇の試みを目撃するだけでも、損はしないと思うので。

まずは「東京ノート」という平田オリザの演劇史に燦然と輝く名作が大前提という舞台であることは自明の理ではあるのだがーこの戯曲金太郎あめのように、どこを切り取ってもかならず「金太郎」が見える仕組みになっていて、でもって誰がどの視点から向き合ってもどこかに強い接点が見つけられるように書かれている。。さらにはそれを続けて観続けたときに、その外側にまた大きな物語が見えてくるように構成されている、といった優れものー、何と言っても多田さんのすごいところは2013年の「今」観るべき芝居として、きちんと演出を施しているというところ。

東京デスロックのアヴァンギャルドな特徴とも言えるかなりフリーな演出もそこここに見受けられるのだが、現代演劇の演出とは何ぞやといったところの肝心な芯はきちんとおさえている。

つまり、良い意味でフリーにした方が良いと思われる部分に関しては、全面的に観客を信用してUp to You (これは上演中にメッセージとしてスクリーンに映し出される)ーどうぞご自由に、と完全に客の感覚、自主性に任せ、でもって要のところでは「翻を読み込んで、目の前の観客に適したコンテクストとして戯曲を提供する」という作家をリスペクトした正攻法の演出で東京ノートを見事に上演しているのだ。

この不要な観劇の際のテンションを取り除いて上げることにより、よりテキストに集中出来て、さらに脳内も活発化し、窮屈な劇場で行き詰まる中観劇するよりもはるかに自由で大きな創造力でもって劇と向き合う事が出来るようになる。

「東京ノート」が表す悲哀、人の愚かさ、そして少しばかりの人類に対する希望etc.etc..に関してはそれぞれの観劇者にそれこそ自由に感じ、考えてもらうこととして、、、今、なぜこのご時世に演劇を観るのか?わざわざ、劇場へと足を運ぶのか、、、そのようなことを真摯に考え、果敢にその意義の可能性に挑戦していく、東京デスロック、、そして多田淳之介氏のゆるやかな、そしてゆるぎないチャレンジ精神。。。それこそ、これだったらもう少しこの世界(日本演劇界)ともつきあっていこうかなと思わせてくれる、そんな気にさせてくれる舞台だった。

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11人いる!(1/10)

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紀伊国屋ホールで男性だけの劇団Studio Lifeが2011年に初演した舞台の再演舞台、萩尾望都原作漫画の舞台「11人いる!」を観た。

今回は新進演劇人育成公演という目的公演のため、2バージョンの日替わりキャストの中に劇団の新人役者が多く含まれているとのこと。

以前から漫画原作を舞台化することを得意としている劇団だけに、未来の宇宙ステーションで起きる人間とも宇宙人とも区別のつかないキャラクターたちのストーリーを装置変換なしで無難にまとめあげている。

ご存知のように「11人いる!」の原作が漫画史の中で燦然と輝く大傑作だけに、その謎解き(漫画を読んでいるので結末を知っているとしても)とともに最後まで楽しめるのだが、、、それにしても、やっぱり「11人いる!」は萩尾望都の絵柄とともにコミックで読んだ方が断然深いし、面白い。

ストーリーがテッパンであるということがかえって裏目に出ていたように感じたー舞台ではその謎解きとキャラクターの説明に追われ、それ以上のものが生まれてはいなかったので。

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2013年1月10日 (木)

100万回生きたねこ(1/9)マチネ

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東京芸術劇場で名作童話のミュージカル化舞台「100万回生きたねこ」を観る。
*** 演劇サイトより*****
演出・振付・舞台美術・衣裳を手掛けるのは、イスラエルの二人組、インバル・ピントとアブシャロム・ポラック。日本でも2度上演された彼らの代表先『オイスター』は「観客を飲み込む宇宙を創造し」「心の奥深くに潜むファンタジーの時空へと導く」と評され、世界中で熱烈な拍手に迎えられました。

脚本は日本演劇界を疾走する若き劇作家・糸井幸之介(FUKAIPRODUCE羽衣)、戌井昭人(鉄割アルバトロスケット)、中屋敷法仁(柿喰う客)が、東京芸術劇場芸術監督・野田秀樹の助言により起用され、三人で共作することになりました。

音楽を担当するのは、アコースティックグループ‘パスカルズ’を率いながら、個性的な楽曲を舞台(『どん底』ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)や映画に提供しているロケット・マツと、蜷川幸雄演出のシェイクスピア作品(『シンベリン』、他)をはじめとする舞台やドラマなど様々な分野の音楽制作で注目の阿部海太郎の二人。

そして主演には、際立った演技力と特異な存在感で異彩を放つ森山未來と満島ひかりを迎えます。また、脇を固めるのは、藤木孝、銀粉蝶、田口浩正といった一癖も二癖もある俳優陣。演出家が選んだダンサーチームも、皆凄腕揃いでユニークです。

イスラエルの魔術師と曲者たちがつくる、100万回生きたねこと白ねこの愛の物語。ぜひご期待ください!

************

森山未來人気なのか、満島ひかりの初舞台を目撃したい人が多くいたのか、、、原作童話のファンが駆けつけたのかーどうも私が座った席の隣にいた女性二人組はこの系統だったようだー、はたまた`キレイで可愛いい(キッチュ)ヴィジュアル’で日本でもファンの多いインバル・ピントとアブシャロム・ポラックのステージということでダンス系の愛好者がチケットを入手したのか、、とにかく新春の東京芸術劇場はマチネから人がよく入っていた。

ピント&ポラックの盛りだくさんのヴィジュアル演出 ーコミカルな群舞、役をカリカチュアさせたカラフルな衣装、舞台の大枠となる遠近法で描いたねこが住む家と街の舞台セット、飛び出す○○(これは観てのお楽しみ)ーとある王国での飼い猫だった時のシーン、海での航海のシーン、サーカス小屋のシーンetc.etc.がまさに豪華な3D絵本のページを次々とめくっていくかのような楽しみに溢れている。

このヴィジュアルが好みの人はきっと、ずっとこの世界を観ていたいと思いながら舞台を眺めていることだろう。

主演の森山未來を初め、芸達者な役者たちを揃え(藤木孝、今井朋彦、銀粉蝶)てさすがに話題作だけあって万全の備え。。。確かにそれに見合うだけの満足度は得られる!ので満足は満足。。。なのだが、あともう少し、なにかが物足りない、もっと完成度を上げられるはず、と思うのは何故だろう。

?????劇場との相性なのか?(劇場が悪いというわけでは決してなく、あくまでも相性の問題)

せっかくの贅沢な絵本の世界、、舞台との距離をさらに近づけることが出来たら、、あともうちょっとでよいので近く、空間を濃くすることが出来たら、もっともっと舞台の世界へと入り込めるのかも。

(それこそ、もしかしたらホリプロの本拠地、銀河劇場のあの空間が活かせた作品だったかも)


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ブベニチェク・ニューイヤーガラ(1/7)

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2013年1月 5日 (土)

冬休み 映画鑑賞 レ・ミゼと007

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A Happy New Year 2013

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初雪の味(鎌倉篇)(12/29)

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音のいない世界で(12/26)

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Noism(Solo for 2 /中国の不思議な役人) (12/25)

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