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2013年1月29日 (火)

ウェルズロード12番地(1/28)

Stage31198_1

文化庁委託事業「平成24年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト 在外研修の成果公演

ということで、文化庁の支援で毎年海外へ派遣されている人たちが集まってつくった舞台「ウェルズロード12番地」を代々木八幡にある青年座の劇場で観る。
作・演出は03年にロンドンで研修をした劇団MONO主宰の土田英生氏。当時実際に住んでいた地域をモデルに執筆したらしい。ーロンドン西部にシェファーズブッシュという街があり、もっともっと西部の居住区とセントラルを結ぶハブのような役割を果たしている場所で、大きなショッピングセンター、劇場(鴻上尚史氏が現地の役者を使って「トランス」を上演したBush theatre がある。この劇場、パブに隣接する小劇場ながら、芸術監督を配して社会的な作品で質の高いものを上演することで定評があり、演劇欄では常に注目されている。土田氏もここで研修をしたのだろう。)、そして劇場のすぐ隣にあるのが数々の歴史に残るギグが行われた音楽ファンの聖地シェファーズブッシュ・エンパイヤがある。駅近辺には移民系の住民が多く、路上マーケットでは各国のめずらしい食べ物が多く並ぶ。。。よって、多少、治安が悪いという難点もありーーー(街の大規模な商業開発のおかげで近年どう変わったのか、、については不明)
****** 演劇サイトより******
いつの話なのかは分からない。
とにかくロンドンにある日本食レストラン「有栖川」。
日本食が定着しているので、どこの日本食レストランも地元の人などで賑わうのだが、ここだけは違った。
ロンドンの生活に馴染めない日本人たちの吹きだまりなのだ。
だったら日本に帰ればいいのにと思うような人ばかりが集まっている。

例えば・・・・・・会社をリタイアして夢を追うとロンドンにやって来た中年の男は、
当初の目的を忘れて、サラリーマン時代の自慢話ばかりしている。
他の人達も同じだ。日本でもうまく行かず、そしてロンドンでもうまく行かず。
そんな彼らがなぜここに集まるのか?
傷を舐め合う為か、それとも憩いを求める為か?・・・・・・しかし彼らは見栄の張り合いを続ける。
彼らはここで傷つき続ける。それでも他に行く場所はないのだ。
ああ、ダメな人達の集まる場所。そのレストランはお洒落なノッティングヒルからやや西、ウェルズロード12番地にあった。
そんな中、日本とイギリスの関係が突然、悪くなったようだ。大丈夫なのか?
****************

ロンドンに住んでいる人たちのなかでも選りすぐってダメダメな人たちばかりを紹介しているような、自虐ギャグにもほどがあるといった内容。

デフォルメすれば、これらにちかいことをしている人たちもいるにはいるのだろうが、、、まあ、10年間ロンドンで過ごした私からすれば、どうにも片手落ちーどちらかと言うと個性的で素敵な人たちがたくさんいるのでーに見えてしょうがない。

今どき、外人とイチモツの大きさを比べてコンプレックス、って。。。。。前コンピューター時代の大昔の笑い話じゃないの??

どこに住んでも本質的には人間それほど変わらない、、といったことを言いたいのだろうが、それにしても、海外研修の成果があまりにも夢も希望もないはなしなので、ちょっと残念。

海外では確実に、日本では味わえない想像を絶するおもしろいことをたくさん発見出来るよ!(もちろん日本でもおもしろいことはたくさんあるだろうけど)ということを、思わず海外へ出たくなるような、そんなものを見せて欲しかった。

だって、人間自体にそれほど違いがあるはずもなく、だからこそ芝居があり、全世界のトホホな人たちを描くアートがあるわけなので、、どちらが良いということではないことは明らか。。。それにしても、せっかくこれほどまでに世界は広いのだから、若くて体力がありあまっているうちに、馴染みのないところを覗いてみるという体験は絶対損はない!!!と思うから。

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