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2012年10月21日 (日)

ドン・キホーテ K.Ballet(10/20)マチネ

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渋谷オーチャードホールで同劇場の芸術監督を務める熊川哲也のカンパニー、K.

Balletの「ドン・キホーテ」を観る。

プログラムやメディアPRでも強調しているように、「ドン・キホーテ」のバジルというキャラクターが熊川氏の容姿に、そして彼の踊りのスタイルにドンピシャにはまって、彼の良さをますます輝かせる演目であるというところで、彼が踊るドンキの大成功はある意味幕が開く前から固いと言っても良いのだろう。

実際、熊川哲也伝説の幕開けとなったローザンヌの国際コンクールで披露したのがこのバジルのパート、そして英国ロイヤルバレエ団においてもバレエダンサーとしてトップの地位、プリンシパルへの昇格を決定づけたのがこのドン・キホーテのバジルという役なのだ。

スパニッシュスタイルの身体にぴったりとした黒の衣装、歯切れの良い振り付けとジャンプ、そしてなんといっても伊達男然とした決め顔のポーズ。。。何から何まで熊川のそれが観てみたいと思わせる要素ばかり。。。でもって噂によると彼のバジルはその期待を見事に裏切っていないようだ。

で、私が観た土曜日のマチネ公演はそのバジル役を後継ダンサー陣の一人、橋本直樹、その恋人キトリ役を神戸里奈ー二人ともファーストソリストーが務めていた。ーちなみに熊川氏が踊る日と他のダンサーたちが踊る日のチケット代は6000円も差があるのです。それでもやっぱりみんな熊川バジルが観たいんだろうな〜〜〜。やっぱり当たり役だからそりゃ伝説を体験したいよね。ー

で、これが、なかなか良かった。橋本君もどちらかと言うとフランスや英国の王子様というよりはもっとラテン系のそうドンキの主役が似合うソース顔(例えが古くてすみません)のダンサー。ということで彼のキャラにもこの演目は合っていて、楽しく観させてもらった。

橋本君以外にも後継ダンサーたち(宮尾、遅沢、秋元)が日替わりでバジルを踊るというのも確実にこの公演の売りの一つとなっている。ー彼らの実力が拮抗しているのがその面白さの一つの原因。お気に入りに肩入れする、、つまりAKB方式が適用出来るー

数年前の熊川氏の靱帯損傷の大怪我でのカンパニーの危機を経ても、結局のところカンパニーが確実に日本のバレエ界で数歩リードしているのが現状。

まあ、そうなれた理由は回りの強いバックアップ、独断的リーダーシップといろいろなことがあるのだろうーそれらは良い面も悪い面もあるのだろうがーが、。。今のところはその良い結果が表れているといったところだろうか。

後継者も無事育ってきていて、で看板スターも健在で、でもって魅力的なキャラクターダンサーも国際色豊に揃っていて、こちらも国際的な美術、衣装のスタッフがいて、、、とやっぱり観た後にこれだけの満足感を与えてくれるから、、また通っちゃうよね。

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