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2012年9月 8日 (土)

人形の家(9/8)マチネ

Dollomoteth


池袋シアターグリーンでイプセンの代表作「人形の家」のオーソドックスな演出の舞台を観る。

現代演劇協会が93年以来20年間イギリスのRADA(Royal Academy of Dramatic Art)王立演劇学校から講師を招聘して演技ワークショップを行ってきた成果の発表舞台として、過去にワークショップを受講した俳優の中からキャスティング、RADAの元校長ニコラス・バーター氏の演出による「人形の家」を上演している。

オーソドックスな演出で丁寧に翻を追っている。

演技の成果に関してはコメントは出来かねる(前と比べてどうとかそれぞれの俳優にどんな変化をおよぼしたのか、、とか分らないし、とりたててどうというものではなかったので)が、現代的解釈をプラスしたり、奇をてらった設定にしているわけでもない今舞台、、それだからなおさらなのかもしれないが、あらためて「人形の家」の普遍的価値、どの時代、どこの国でも通じる戯曲だということを再認識させられた。

一時期、「女性解放」「新しい女性像の提示」というレッテルを大きく貼られた戯曲であるのだが、21世紀の今、それだけに価値をおく人は当然のごとくいないだろう。もちろん女性の地位を明示した戯曲ではあるのだが、それよりもなによりも「人が人として生きていくことの権利」「自立した大人としての自覚に目覚めたある女性の話」として、いろいろな意味で何かにしばられ、精神的に依存した状態である人たちーーーほらほら、こんな状態にある人、悩みを抱え一歩を踏み出さずにいる人は今日の日本にもたくさんいるよねーーーへ向けて覚醒を促すエールをおくっている。

100年色あせない戯曲。あるところにはあるんだよね。

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