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2012年9月 5日 (水)

ショックヘッド・ピーター(9/5)

Stage28926_1

連日のリニューアル東京芸術劇場通い。

今夜はハンガリーからの子ども向け音楽劇、ジョニー・デップの出世作「エドワード・シザーハンズ」のようないでたちの主人公ピーターが載ったインパクトのあるチラシが印象的な「ショックヘッド・ピーター」。

*****劇場HPより *******

泣く子もよろこぶ?!コワかわいさ!
シュールなブラック・ユーモア満載のミュージカルが、東欧ハンガリーから芸劇へ!
例年7月~8月にかけて、日本各地を巡回する形で実施してきたTACT/FESTIVAL。今年は芸劇リニューアル・オープンに合わせ、野田秀樹芸術監督が親子で楽しめる作品をセレクトしたスペシャル・バージョンとして開催します。
「ショックヘッド・ピーター~よいこのえほん~」は、イギリスで1998年にUKパンクバンド「タイガー・リリーズ」等が初演し世界ツアーで大ヒットしたミュージカル「Shockheaded Peter(ショックヘッド・ピーター)」を、2009年、劇団オルケーニが大胆にハンガリー語バージョンにアレンジした意欲作!
原作はドイツの精神分析医ハインリヒ・ホフマンが1845年に発表した世界的ベストセラー絵本「もじゃもじゃペーター」。主人公たちが悪い行いを改めないせいで、悲惨な目に遭うというブラックな寓話が満載のこの絵本は、"怖いけどやみつき"になってしまう強烈なインパクトで世界中のこどもを魅了(?!)し続けています。

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とにかく見て楽しめる、まさに絵本が動き出したかのような舞台。ゴスロリ風メイクの役者たち、その多くが男女の性を取り替えてー男性が女性を女性が男の子を演じているー演じられている。

配られたパンフレットによるとUKパンク版の方が毒々しさが強かったそうで、、ちょっと気になってYou Tubeでその舞台の一部を見てみたら、確かにそちらの方では悲惨な目にあう子ども達ーその多くがパペットで表現されていたーは容赦なく血みどろの目にあっていた。曲調も、、というかシンプルな上演形態のハンガリー版の方がかなりコミカルでキッチュな仕上がりとなっているように思った。
(それぞれのお国柄なのか、どうも英国版の方が社会批判性が強く出ているような。。。ハンガリー(ヨーロッパ)の方では古くから伝承される怖い民話劇のようで、このおどろおどろしさも一つの伝統的文化の一端のようである)

手作り感あふれるハンガリー版ー今回の舞台では、よい子たちにふりかかる悲劇、指がちょん切られたり、火だるまになったり、犬に喰われたり、手足をもぎ取られたり、人間串刺しになったり。。。なんて世界残酷物語のような事態も、そのみせ方で、内容はグロでありながら見た目にはそれほどグロくはない表現に和らげられている。

それらをどのように表現するのか、のそのアイディアもユニークなので舞台表現として一見の価値あり。

上演に適した小さな劇場で個性的な役者たちー特にMC役のドクターは流暢な日本語を交えて大活躍ー、そしてライブ演奏の音楽、とこれこそまさに子ども達に見せたい芝居の筆頭であると思うのだが、諸事情により(リニューアルオープンにあわせての上演ということで)、夏休みを逃してしまったのが残念。

あと、細かいことだが、字幕の見せ方(位置)、そして上演時間帯など、、、また来年、来てもらえるなら、こんどこそ、こどもたち優先のプログラミングをお願いしたいところだ。

ーこどもたちにアピールする部分がふんだんにあると思うのでー

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