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2012年9月26日 (水)

阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ(9/25)

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タイトルの「阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ」とはーー
(阿呆の鼻毛はトンボをつなげるほどに長いという意で)この上もなく愚かなこと。という意味らしい。

THE SHAMPOO HAT 主宰、同劇団では作・演出・出演の三役をこなし、近年外部劇団、メディアへの出演・執筆も増えている赤堀雅秋の新作戯曲(本人は今世田谷パブリックシアターで「浮標」に出演中)を、こちらも各方面でマルチに活躍する河原雅彦が演出した舞台を本多劇場で観る。

刺激的な出来事がおよそ起こりそうもない地方都市で起きた連続殺人事件。この何も起こらない、何もかもが停滞している街で、若者達はこの不況下、出ようにも出られない暗雲がたちこめるような閉塞感の中、表向きは平和に、いつもの日常をのんべんだらりと過ごしていた。
そんな中、数週間前から連続して起きている殺人事件の全貌が次第に明らかになっていく。思いもよらなかったその犯人を殺人衝動へとかきたてたのは表の顔からは想像しがたい遠い昔からのトラウマだった。


プロデュースカンパニーのアミューズ所属の若手俳優がキャストを占める中、ベテラン陣の市川しんぺー、伊藤正之、駒木根隆介らが要所要所で舞台をひきしめている。
若手俳優たちは勢いはあるのだが、まずー別段顔自体が似通っているわけではないのだろうがーそれぞれの見分けがつなかくなることがあってちょっと戸惑った。


赤堀作品らしく、とことん救いが見当たらない世界観が作品を貫いていて、話が進んでいくほどその救われないであろう方向性が緊張感をもって感じられ、面白さを増していく。

スペースと映像を巧みに使った演出に一瞬そのテイストを見誤りそうになるが、音響効果、そして階段状に入り組んだ構造の舞台装置をよくよくみるとその意図するところー気持ち悪さーがわかってくる。

このところ、この作品のように、かなり極限状態にまで追いつめられて、そして何かが弾けるその直前、もしくは実際にはじけてしまって大きな出来事を誘発するといった、とことん希望のない、その先(物語の終わりのその先)はさらに希望のかけらも感じない作品が多いように思う。

やっぱり、世相を、今の人々の心境を表すと、こうなるのかも。

で、夜に自民党総裁選の選挙運動演説をニュースで見ていたら、「かつてのジャパン・アズ・ナンバーワンを取り戻そうではありませんか!」ととんでもトンチンカンなことを力説している候補がいて、いいかげん顎が外れそうになる。
いつまで、学ばない姿勢でなんちゃって政治を続けていくつもりなんだろう?ー党の重鎮の方々にとっては責任を問われるころにはヘブンにいるのかもしれないから関係ないのかもしれないけど。相変わらずのメディアの片寄った報道ー自民党支持者のみにかぎったコメント放送などー姿勢にもあきれる。
でも、今の、あの日を経験した国民たちは昔とはちょっと違うと思うんだけどね。

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受信: 2012年9月26日 (水) 21時01分

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