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2012年9月10日 (月)

ナイアガラ(9/10)マチネ

Stage28948_1


劇団HOBOの「ナイアガラ」最終日公演を観る。


*****演劇西都より*****

新宿に”ナイアガラ”があるのをご存知ですか?
あるんですよ、”ナイアガラの滝”が。
ゆーても、あの凄まじい豪音と激しく舞い上がる水しぶきは期待できません。
つーか、かなり、かけ離れています。
上から水がジャーってなものんで下へ水がジャブジャブってな感じで・・・・。地味です。
これをナイアガラと名付ける勇気!
で、今回はここにまつわる物語。
脇役体質の役者達7人。
センター争いのジャンケンポンもなく、センター不在のまま全員脇役に徹します。
劇団HOBOの『ナイアガラ』。
ちょいとビターな『今』のおはなし。
乞うご期待。

*********************


前回第3回目公演の「ハロルコ」ーハロルコ レビュー リンク ーも面白かったが、今回の男達だけの「ナイアガラ」(途中、劇団紅一点の高橋由美子も飛び入り参加)も十二分に楽しませてもらった。

すっからかんに軽くなったときに見えてくる「本当に人生に必要なもの」のお話。

ものすごく乱暴に言ってしまうと2012年9月、日本における「ゴドーを待ちながら」のような芝居。ー「ゴドー。。」でもこの「ナイアガラ」でも生涯のパートナー(友人でも恋人でも、家族でも)の存在は何事にもかえがたい財産である、と。

第三舞台がバブル期の高揚感にのって絶対的な支持を得た「朝日のような夕日をつれて」。受取手によってエールともまた警告ともとれるこの芝居は80年代日本、世紀末へ向かう人々への(どちらかと言えばまだ希望が語られた)予言の書であった。小劇場ブームを代表する`ゴドー待ち’芝居「朝日のような夕日をつれて」。。。。それから20〜25年、みんながおそれた世紀末の終末はすんなりのり越えてしまったものの、その後に起きた惨事がわれわれの視線をそんな絵空事の「予言」から現実の近い未来へと向けさせ、平和ボケで、楽観的なわれわれの目を覚ましてくれた。

この2012年のゴドー待ち芝居も、見つめるところ、描くところはいたって近距離の小さな世界。
小さな公演の片隅、明日の生活のあてもない男たちの日常に今後われわれが向うべき「前向き」な方向性へのヒントが隠れている。

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