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2012年8月29日 (水)

エジンバラから戻っての観劇3本

我が家の大黒柱が病気で倒れたため、予定を早めて帰国。その後も病院通いなどが続いていて、観劇はちょっと夏休み状態。
まあ、エジンバラの(フェスティバル)熱が冷めるまで、あと日本で待っていた書き物を仕上げるためにもかえってよかったかも。
そんな中、帰国後に観た芝居3本のクイックレビュー。


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M&Oplaysプロデュースの2011年スマッシュヒット作品、「鎌塚氏、放り投げる」の続編?ー完璧な執事鎌塚氏(三宅弘城)シリーズ第2弾「鎌塚氏、すくい上げる」を本多劇場で観る。
「。。。放り投げる」は見逃しているのだが、その評判は耳に届いていたので、いかがなものかと期待して劇場へ。
面白くはあったのだが、それほどまでに仕込まれたギャグがハマらなかったのは旅行疲れのせい??!!でもないとは思うのだが。
鎌塚氏のキャラはたっているし、演じている三宅氏もいつもながらに好演なのだが、どうも事前に大ウケを期待されているコメディ映画の空回りのような、何かをやる前から観客の「さあ、笑いに来たんだから笑わせてくれ!」という半歩先走りのフライング笑いのような、、、ちょっと、今回の舞台に関しては何かがちょっとズレていたような感じが残った。

公演最終日に近い日に観劇したにも関わらず、多くの演劇関係者、著名俳優たちが客席に大挙していたのは前作の評判のおかげなのか??ーこんなに多くのお忙しい芸能人を劇場で目にしたのは久しぶりー


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毎年恒例の夏の全国ツアーの皮切り、グローブ座での「コンドルズ日本縦断ツアー2012 Knockin'On Heaven's Door」を観る。

いつも通りでありなが、いつも通りではない。。。。プログラム構成の基本ラインは変わらないー近藤氏ソロ、群舞、コント、人形劇(これが結構いつも楽しみ、、で今回の人形も恐くてよかった)そして群舞&ソロ、アンコールーのだが、年々入れ替わる、またはその時の他の仕事の都合による参加不参加によるメンバーの顔ぶれにより、当然のことながら中味が変わってくる。

特に学ランを着て、みんなで横4列ぐらいになって踊る群舞の場面のそれぞれの個性が現れた踊りの部分が見応えがある。
バレエの群舞のように皆がピシッと揃っているわけではないのだが、だからこそ、一人一人を観る楽しみがある。

近藤氏(+メンバー数人)はこの本公演の準備の他に、この夏はいろいろなところへ行って、地元の人たちと踊ってきたらしいー池袋の大盆踊り大会に始まり、小豆島での地元の人たちとの踊り創作、横浜で地元盆踊り会ーのだが、本来、「踊り」ってどんな人も参加できる、楽しめるレクリエーションの一つだよな〜〜〜、身体を動かすのはみんな好きだから、だから踊っている人をみるのも楽しいんだよね、なんてあらためて思いおこさせてくれる。

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埼玉「トロイラスとクレシダ」

彩の国全シェイクスピア作品上演企画の26弾(だんだん、目標に近づいてきましたね〜〜)、オールメールキャスシリーズの最新作、トロイ戦争の発端ともなったトロイ軍とギリシャ軍の間での女性の略奪合戦、男と女の性質の違いを戦争という極限状況を背景に描いた「トロイラスとクレシダ」を観る。

今どき、というかブランド広告のメンズモデル並みのイケメンたちが上半身を露にー時にはほとんどを隠さない状態でー剣をふるい、エグザイルのCM広告のような立ち回りを披露する舞台。
オールメールということで、女性を演じる男性俳優の化けっぷりもこの趣向の舞台のお楽しみの一つ。それにしても、今回は戦争中の男達、それもいつものメールシリーズの喜劇調ではないということもあり、マントをはためかせさっそうとカッコ良く入退場するそのヴィジュアルにかなりの比重をおいた演出。

その意味で、ひまわり畑の舞台装置といい、金髪姿の勇士達といい、ヴィジュアル面では劇画のような楽しさが味わえる。が、その若い勢い、劇画のような派手な立ち回りのおかげで、随所に台詞が空回りの箇所があり、劇内容が十分に伝わってこないという難点もあった。

主演のクレシダ(月川悠貴)、異質な存在の狂気のカサンドラ(内田滋)、絶世の美女へレネ(鈴木彰紀)の女性役陣が好演。常連の横田栄司、アキレウス役の星智也とパトロクロス役の長田成哉の同性愛コンビも適役。

日本では滅多に観ることのできない「トロイラスとクレシダ」。その劇をカットすることなく、翻案で短くしたりすることもなく、フルバージョンでみせてもらえるのは、ただただひとえに蜷川幸雄氏だから。イケメンにはあまり興味がないのだが、その意味で、大いに感謝。貴重なシェイクスピア観劇体験。

ーあのイケメン二股騒動の渦中の人、塩谷瞬氏も出ていたのだが、こちらも適役で大いに活躍していたー


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びっくりです。こんなに凄いの初めて見ました!!海外サーバなので取締りを逃れられるのですね♪ [続きを読む]

受信: 2012年8月31日 (金) 22時35分

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