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2012年6月 8日 (金)

うしろ姿のしぐれてゆくか(6/6)

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劇団民藝の「うしろ姿のしぐれてゆくか」を紀伊国屋サザンシアターで観る。

自由律俳句の先駆者、放浪の詩人種田山頭火の東北行脚の日々を軸にして、宮本研が書いた戯曲で、当初劇団の看板俳優、大滝秀治が主役の山頭火を演じる予定となっていたのだが、春に大滝氏が体調を崩したため、同劇団のベテラン俳優、内藤安彦が変わって演じることとなった。

山頭火本人の写真を見ると、今回当人を演じている内藤氏は実物にかなり似ている。

似ているし、ベテラン俳優らしく危なげもないのだが、、、う〜〜〜〜ん、なんとも、申し訳ないが、観劇後には「もしも大滝氏が予定どおり演じていたら、どんな山頭火を見られたのだろう。。」という思いにかられてしまった。

山頭火の生前エピソードなどを読んでいると、劇で描かれているように大酒飲みの無頼漢でありながら、窮地ではやはり友人、親戚、関わった人々たちにその度に助けられていたようなので、やはりかなり魅力的な人物であった様子は伺える。

どうしようもないヤツだけど、どうにも憎めない。根っこが悪くないので、手を差し伸べてしまう。

そんな、規格外の魅力が、、、今回の舞台からは今ひとつ伝わってこなかった。

今でこそ、有名な歌人だが、当時はやはり当人にその不思議な魅力がなければ、回りの人々は気にかけなかっただろう。
そこまでの凡人には図りかねる魅力が、、その人の熱気が、弱かったように思う。

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