« 危機一髪(6/11) | トップページ | 月の岬(6/14)マチネ »

2012年6月13日 (水)

宮本武蔵(6/13)マチネ

Stage27651_1


三鷹市芸術センターで五反田団初の時代劇ーといってもヅラはかぶらないらしいー「宮本武蔵」を観る。

******演劇サイト より******

五反田団の初の本格時代劇「宮本武蔵」は、夢で時代劇をやっている別の劇団の稽古を見て
「くそ先にやられた!」と思って悔しくて目が覚めたことがあり、「良かった夢か」と思ったのだったら
自分が先に「時代劇をやろう」と思ったのがきっかけです。
内容としては、テレビで良くやっている宮本武蔵の一生を追う感じの内容ではなく、
なんで人は人を殺すのかとか、生きてるものと死んでいるものの差とか、そういうことを考えながら書くつもりです。

カツラは予算の都合でかぶりません。

************************


公演紹介にあるように、剣豪ムサシの「人」としての顔、さらになぜ彼が人を斬り殺し続けたのか、剣豪とおそれられるようになったのか、、の推測説がフィクションドラマで語られている。

お金持ちの人ほど、倹約家であるという説もあるように、いつ斬られるか、殺されるかもしれないということに過敏に反応しすぎた為、その用心深い性質から、斬られる前に相手を斬っていった。その結果、本人の望むと望まざるに関わらず「人きりサムライ、負け知らずのムサシ」の名がついてしまったのではないか、といった仮説を立て、その実のところ気遣いの人で小心者のムサシを五反田団主宰の前田司郎がダメでイイヤツとして好演している。

これまでのイメージとは全く違ったー実際、劇中でもそのギャップに回りから偽物疑惑が噴出するーフツーすぎる男ムサシ。そんなどこにでもいそうな男ムサシが剣豪と怖れられる実態から、生来の達人なり、天才なり、希代の悪人といった特殊な人たちが存在するというよりも、何らかのきっかけ、時代との巡り合わせからどこにでもいる人であったはずのその人がなにか特別な存在になってしまったと考える方が自然なのではないか、と問いかけているようでもある。

生き死にに関しても、紙一重、なんらかの偶然が絡むことは多々あることで、、特に瞬時の大惨事を目の当たりにしたわれわれにとって、その一瞬の運命のいたずらは何故起こったのかと考える日々において、人の抗えない運命、その運・不運の明暗に人の世の不条理さを考えさせられたりする。

斬るか斬られるかの世界を描きながら、登場人物全員がなんとも人がよく、小市民なところがステキ。

|

« 危機一髪(6/11) | トップページ | 月の岬(6/14)マチネ »

「観劇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/223541/45641236

この記事へのトラックバック一覧です: 宮本武蔵(6/13)マチネ:

« 危機一髪(6/11) | トップページ | 月の岬(6/14)マチネ »