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2012年4月15日 (日)

平田オリザ演劇展Vol.2 -さようならVer.2

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駒場アゴラで平田オリザ作・演出&大阪大学石黒浩ロボット工学研究チーム監修による、アンドロイド演劇第二弾、前作のにその後を付け足したロングバージョンの「さようならVer.2」を観る。

ロングバージョンとは言え、25分間の上演。(技術的に今のところここまで、という上演時間なのだと思う)

通常の演劇鑑賞が2時間を平均とするならばその1/8の長さなわけだが、その25分間でこれほど多くの事を届けられるのか、という驚きの舞台。

アンドロイド演劇の技巧的な実験の上に「今」のコンテンツをきっちりと盛り込むあたり、平田オリザならではの熟練の上手さがうかがえる。


******演劇サイトより あらすじ*********

死を目前にした少女に、ただ詩を読み続けるアンドロイド。
その少女の死後、行き場を失った“彼女”を待ち受ける運命とは―。
大阪大学石黒浩研究室が一昨年開発した、実在のモデルそっくりのロボット「ジェミノイドF」と人間俳優が共演。
今回は全編日本人キャストによる上演、アフターストーリーを追加したロングバージョンでお送りします。

*********************

前回の初演と舞台設定は同じで、舞台上にはジェミノイドーセットと言えば良いのか、女優と言えば良いのかーと人間俳優が対峙して会話しているという設定のみ。
今回は死を目前にした少女がこの世を去ってから、その後日談が付け加えられているのだが、こちらも宅配業者の青年とジェミノイドとの2人のみの舞台設定となっている。

主人を亡くしたジェミノイドの次なる使命は?
彼女に課せられた運命とは?ロボットなので運命ではないのだが、そこまで考えさせられる意外な、そして我々の今にとても密接なストーリーが、強烈なインパクトを残し、はるか大きな想像をふくらませるきっかけを作る。

人間はロボットに依存しなくては、自らの手では解決出来ないところにまで来てしまったというのか。

ロボットはその役割を全うすることが出来るのだろうか。それを成すには演劇と通じる想像力が加担してくるのだろうか。

凝縮したら25分でこれだけ大きなものが伝えるられるのだという、潔く、クレバーな演劇。


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