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2012年4月18日 (水)

淋しいマグネット(4/17)

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友人からお誘いをいただき、シアターコクーンでワタナベエンターテイメント所属の俳優によって構成されているイケメン俳優集団(とのこと)D-BOYSの舞台「淋しいマグネット(原題:Our Bad Magnet)」を観る。

今回で10作目の公演ということなのだが、D-BOYSという人たちに関する知識がからっきし無いな〜〜と思い、彼らのHPをチェック。そこで、巷で話題のあのニュータイプの人気ミュージカル「テニみゅ(テニスの王子様)」で人気がでた人たちということを知る。その「テニみゅ」なるものを観たことのない私は自分の知識の欠落について納得することとなった。

舞台上では棒のように細身の男の子達が熱い青春物語を演じていた。

原作がスコットランド人作家ダグラス・マックスウェルによるものということで、そう言われてみれば近年のスコットランド演劇の潮流をくんだ、社会の行きづまり状態から行き場のない状況で悶々とする若者たちを描いた作品だよな、と思いつく。

しかしながらーおそらく試行錯誤の末と思われるのだがー本舞台で翻訳と同時になぜか舞台設定を日本の千葉の片田舎に移していて、それによる話の流れの無理やり感、そして中途半端などっちつかず感を生じてしまっていた。

わざわざ役名を日本名に変えて日本で設定し直しているのだが、それをする必要があったのか?もしもそうするのだとしたら、もっと細部まで気を配って日本版を作った方が良かったのでは?との疑問がわいてくる。
少年達の行動、生活に関して、典型的なスコットランドの若者達を描いているので、ただ単に設定だけ移しても、かえってその幹のところがあやふやになってしまっているのだ。
そのあやふやな感じそのままにラストの壮大なファンタジーの結末へと持っていこうとするものだから、残念なことにその最後のクライマックスにまでうまく繋がっていかない。
(おそらく、このファンタジーが成立するところにこの劇の最大の魅力があるものと想像できるのだが)

幼なじみとそのまま結婚してその地域からはまったく出ることのない青年、バンドを結成して将来を夢見る少年達、家庭内で虐待を受ける少年、、、などなど、一つ一つのエピソードがまるっきりスコットランドで、やはりその場合スコットランドという風土の裏付けが必要になってくる(たとえそれほどまでに知られていないとしても)のだが、なんで千葉なんだろう?

日替わりでキャストを変えて上演する、というなかなかに意欲的な試みも行っているのだが、それだったらキャストを絞って、テキストの読み込みにもっともっと時間を割いた方が有効かも。

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