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2011年12月 9日 (金)

探索(12/8)マチネ

Stage24086_1

三鷹市の公共劇場、三鷹市芸術文化センター 星のホールで山内ケンジ氏主宰の城山羊の会、最新作「探索」を観る。

前作・前々作 のレビュー

前回の不条理劇がちょっとあざとい感があったので、ーしかしながらその前の作品ではそれ=不条理がとても上手く機能していたーさて、今回は?ということになったわけだが、今回は嬉しいことに、また新しい面も加わって、その上でこの劇団=劇作家らしい、良い意味で計算された不条理さもあり、とても堪能で来た。

******劇場HPより*********

三鷹、星のホールでやらせていただくのも3回目です。広い空間を生かして、ふだんの城山羊よりも娯楽性を強めたモノにしたいです。娯楽性とは、善良な人、悪者、どちらでもない人が明確にいるということだと思っています。例えば3・11に、完璧な悪者が存在していたらこの不条理を軽減できただろうに。9・11はそれをこしらえたわけですが。あ、話がぐっとそれました。でも、悪人がいることで救いになるような話になると思います。
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公演チラシの作者曰く、前作「メガネ夫妻のイスタンブール旅行記」と同じテーマを扱いながらー「前述の悪人がいることで救いになるような話」というところー方法論を全く真逆にしてみた、ということだった。
前作では不条理劇らしく、わからない部分を多く、つまり情報量を極力抑えて話を展開したのだが、今回は情報量満載にしてみた、ということなのだが、そうするとその多くの情報量に縛られて不自由さを感じて困っているとも書いていた。

なるほど、確かに、様々な情報ーヒントーがあちらこちらに、でもってかなりストレートに言葉として出てきていた。はっきりと言うと、かなり3/11に関する台詞が組み込まれていた。(汚染土処理とか、牛、いいかげんな警察官とか、家族とか)

のっけから、かなり舞台に引き込まれる、え?と驚く演出があり、その後の人々の変さ加減も、(それこそ)予想外の展開も、と〜〜〜〜っても悪い人のその善人顔も、すべてが作品をリアルに仕上げることに上手く機能していたように思う。

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