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2010年10月28日 (木)

新宿八犬伝(10/27)

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歌舞伎町、(今はなき)コマの噴水に面した雑居ビルにあるライブハウス新宿FACEで川村毅主宰第三エロチカの30周年記念&劇団解散公演「新宿八犬伝」を観る。

02年以降、今はティー・ファクトリーとして自作プロデュース公演を展開する川村氏が80年に明治大学演劇サークルのメンバーと立ち上げたのが第三エロチカ。02年以降は第三エロチカとして活動することはなく、今回の正式解散もその時点ですでに決めていた事だと言う。
80年代の小劇場ブームを横目に独自の社会のアウトローが主役のメッセージを前面に打ち出した男気のある作劇と、スペクタクルに富んだ演出で固定ファンを獲得、25歳で岸田戯曲賞を受賞している。

常に現社会における演劇を思考し続けてきた川村氏が、02年以降のテイー・ファクトリーではそれまでの第三エロチカとは違ったアプローチ((煽)動から静(考察))を選択したのも、時の流れ、社会の移り変わりに対応して、ということなのだろう。

で、その点からすると、やはりこの「新宿八犬伝」、、解散公演という冠つきだから、、それがあっての公演という感想。

もちろん、その時代に新宿・下北沢の劇場へ足を運んだ若者達がちょっと観劇から遠ざかっていたものの、このニュースを聞きつけ久しぶりに劇場へ、という効果もあるであろうし、またおじさん&おばさんたちが懐かしむ、その80年代演劇なるものを観てみたいという好奇心から胸ふくらませFACEへ駆けつけた人たちも多くいるだろう。

しかしながら、やはり演劇は生もの。。。そこにはノスタルジックな風となんだか妙に(本当に微妙な冷め方)冷めた観客たちのお行儀の良い観劇席があった。

今の新宿の衰退ぶりを嘆く台詞、この国自体の没落に苛立つ台詞、、など、さすがにはっとする場面、また骨董無形な近未来ストーリーながら無理なくすすむ展開に舞台へと眼は見開くのだが、、、それが故に、劇場が明るくなった後のなんとも寒々とした空気は何なんだろう??ー劇がどうこうというよりも、やっぱり、それこそこの国にデモをするパワーとか、皆が寝ずに新宿に溜まるような活力がどこにも無いというのが、その原因であるような気がする。

ここで、アジってみたところで、現実の生活はやはり100円おにぎりランチだし、、って事なのかな?

それにしても、新宿って、本当にパワーが無くなったように感じる。

ちょっと危なくて、で人がザワザワしていて、、何かが起こっていて、、って今はやっぱり渋谷なんでしょうね(個人的にはもう渋谷もウザイけど、、それは年のせい)。
猥雑さと文化度で言ったら、、それこそナウは池袋なんだろうし、、大人たちは六本木や青山??
大都心よりもちょっと規模の小さいところが盛り上がっているー三軒茶屋、中目黒、麻布、広尾、そして浅草界隈ーっていうのも、新宿から人がいなくなった原因なのかもね。

お隣の新大久保なんて別の意味で(韓流)エラく盛り上がっているのに、、皮肉なもんですね。

帰り道、副都心線を目指して、歌舞伎町のホスト街をつっきって歩いたのですが、、、その通りはえらくギラギラしていて、人(ほとんどが呼び込みのホストたちだったけど)も多かった。
それにしも、劇中にもあったけど、ホストクラブもあれだけあって、でもって100人が100人同じような顔ぶれでサービスだったら、、商売厳しいんだろうな。だからますます客の取り合いが悪化するって??か?(知らない世界だけど)


芝居ですが、
主役の手塚とおる、有薗芳記(!!)、笠木誠(!!)、きれいなゲイ役野々山貴之、そしてゲストの渡辺えりさん が輝いておりました。


あ、そうそう、余談ですが、昼間観た「微笑の壁」と今芝居とのもう一つの共通点を目っけた。

第三エロチカの看板俳優だった(故)深浦加奈子さんが04年から活動の拠点の一つとしていたのがマチネの城山羊の会の舞台。
深く関わっていた中心の女優さんが同じという共通点、、不思議な巡り合わせ。

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