夏の夜の夢
先日に引き続き、英国プロペラ劇団の「夏の夜の夢」ーダブルビルのもう一本ーを観る。
「ヴェニスの商人」に比べ、日本での上演回数も多く、演劇好きな人なら誰でも以前に一度は観た事があるのでは?という演目である上、プロペラ公演版も原作に忠実なため、客席からの反応はヴェニス。。よりも早く、かつ大きかったように思う。
演出家がこだわっている点の一つ、現在使われている言葉でのシェイクスピア上演という点からも、どうも今回の上演で採用されているイヤホンガイドというのが彼らの公演にはあまり適していないように思うーイヤホンガイドの音声は抑揚の無い機械的なもので、せっかく舞台上でテンポ早く事が進んでいても、その声でノリが削がれてしまうからー。今回、「夏の夜。。」の反応が良かったのは、初めに言ったように観客がガイドの訳をあまり聞く必要がなく、より舞台での展開に集中できたから、、の結果ではないだろうか?
グレゴリー・ドーランが同劇場で「夏の夜の夢」を上演した際(2005年 RSC制作作品)にイヤホンガイドを使用し、それが好評だったため、今回もその方法を取ったようなのだが、ドーラン作品はヴィジュアルで全てを説明してくれるような作品だったので、字幕を読むより、舞台のセット、ライト、衣装etc.を観ればストーリーは一目瞭然というものだったので、その方法が功を奏したのでしょうが、今回のプロペラの魅力は役者たちの台詞のやりとり、さらには男優たちのそのお互いの台詞のかけひきと彼らが生で演奏するミュージックですからね〜〜〜〜、やっぱりガイドの声はちょっと妨げになっちゃうかも。
そう考えると、何とも、芝居は繊細ですな〜〜。
同じ演目で同じ言語で演じられる2作品でも、それぞれに適した上演方法が違うんですから。
やっぱり、マニュアル通りにはいかないのが芝居の面白さ。
「成功する芝居の打ち方」、「こうすればヒット間違い無し」なんてマニュアル本へまとめるのが不可能なものだから、芝居は海のものとも、山のものとも、、、なんて形容されるんでしょうね。
それにしても、、、芝居の中の村のクラフツマンたちの寄り合いが超ウケました。、、あんな人たち今でも英国のパブにはそこら中にいるからね〜。で、彼ら毎晩同じメンツでビール飲んで、楽しそうに話しているからーあり得ない金儲けの話とか、もちろんサッカーの話とかー、だから彼らのやりとりが、近所の親父連中(ロンドンの)のそれのようで、可笑しかったっす。
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