« しとやかな獣 | トップページ | Le Sous Sol (土の下) »

2009年2月 8日 (日)

カルチャーの違い

2008年の読売演劇賞、演出家賞にも輝いた英国人演出家、サイモン・マクバーニーの「春琴」がロンドン、バービカン劇場で幕を開けたので、さっそく現地レビューをチェックしてみた。

どうも、英国人には谷崎、耽美の世界が現実離れした時代遅れのサドマゾ話にしか読み取れないらしく、総じて(一昔前とは違い、今では、それこそマクバーニーの作品を批判する批評家はあまりいないのだが)あまり評は芳しくなかった。
日本での軒並みの高い評価と比べると、あまりの違いに「おいおい。。」つっこみたくなる状況だが、これが現実なんでしょね。
どっちがどっちという訳でもなく、単にやっぱり英国人には、今、ロンドンで観る価値をあまり見いだせない内容だったのでしょう。

さてさて、その作品自体の受け入れられ方もさることながら、そのレビューの中で度々ふれられていた、「2時間もの間、インターバルも無しに。。。」という表現。彼らに取って、息詰まる緊張感のなか2時間というのは肉体的に耐えられない、(その間に隣の友人とワイン片手に作品について語るインターバルが身体的に必要)という事なのでしょう。
シェイクスピアなんて軽く3時間超えるけど、ま、こまめにインターバルは入れていますからね〜。

日本では、3時間でも休憩がない芝居はた〜〜〜くさんあるよ〜〜〜ん。なんて、とてもじゃないけど口にだせませんね。

|

« しとやかな獣 | トップページ | Le Sous Sol (土の下) »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ロンドンも休憩のない芝居もたくさんあります。特に90年代以降の芝居はそうですね。(Sarah KaneとかConor MacPhersonなど。)さらに、今度、Compliciteの作品を観るのは私が4回目となりました。すべては休憩なしでした。それは劇団の特徴の一つですね。もちろん、ロンドンの批評者はそれもわかっています。ただ、谷崎の内容やテーマには興味なかった、理解できなかったと思います。何を書くか、分からず、適当に休憩の文句を入れた気がしますね。Compliciteの作品はだいたい2時間だし、「春琴」もそうでした。でも「普通」より技術のわざ(映像とか)が利用されてなかったので、ストーリに嵌ってない人にとって、演劇のペースや時間がひどくゆっくりと流れたと思われるかもしれません。私はそうと思わないですが、

宜しければ、私のレビュー(英文)も読んでくれませんか?
www.tokyostages.wordpress.com

投稿: Will Andrews | 2009年3月23日 (月) 11時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/223541/27898729

この記事へのトラックバック一覧です: カルチャーの違い:

« しとやかな獣 | トップページ | Le Sous Sol (土の下) »