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2007年8月

2007年8月30日 (木)

エジンバラファイナル

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エジンバラから出国の朝、タクシーで順調に空港まで向かい(ゲストハウスから20分くらいで空港が近いのが便利)、チェックインの為英国お決まりの長ーい列に並んでいたらいきなりアラームが。そのアラーム音と一緒に放送が入り、「セキュリティーアラームが鳴っています。直ちに空港ビルから退去して下さい。直ちに、外へ非難して下さい!」とのアナウンスが。
フェスティバルもその日程を殆ど終え、帰国客、ロンドンへ戻る人々でごったがえしていた空港に緊張が!、、、なんて事にはならず、そんな放送、誰も信じていないのです。
どうせ、誰かが間違えて非常ベルでも押したんでしょ?ぐらいにしか思っていなくてー実際、私も同様の反応だったのですがー誰もその場から動こうとしません。
そんな、人々の反応に反発したのか?、、空港警備員が現れ、「さーーー、早く、早く外へ出て!出て!!!空港封鎖です!!!!」とエラい剣幕。結局、みんな外へ出される羽目になったのです。(写真は外へ出された乗客たちの様子です)
それでも、ブツブツ良いながら外へ出た乗客達、、ま、テロ疑惑の多い英国市民たちですから、慣れた様子で静観。結局、何の説明も無いまま、また15分後には空港内へ入る事が許されました。
こんなことも日常茶飯事なイギリスなのですが、ま、、なんかが作動したから、もちろんベルが鳴ったんでしょうが、間違いにしてもそれを説明しないと、今度本当にエラい事が起きたときも人々の反応が鈍くなってしまうのにね。
エラい迷惑な上に、空港でお買い物!なんて思っていた時間も殆どなくなり、かろうじてハビーに頼まれたハギスとブラックプディング(両方ともイギリス北部、およびスコットランド特産のソーセージのような食べ物。クセが有るが旨い!)ーーこちらも写真をご参照下さいーを買い込み機上したのでした。ふーーー。最後の最後に、、ね。
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2007年8月26日 (日)

エジンバラ2

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9日に及ぶエジンバラ滞在も今日で終わり。

猛暑の東京から、スコットランドへ。初めの2日間は雨も降り、寒くて寒くて、、、もう少しでカシミアのセーター購入、、までいきましたが、、その後天気は一転。
ご覧の通りの晴天が続き、、なんとも過ごしやすい、パーフェクトなウェザーに恵まれました。

天気が人の気分を左右するのは英国滞在中に学んだ事ですが、、まさにその通りで、天気が良いと祭りの盛り上がり方が全然違う!!
心なしか、街を行き交う、観光客、、そしてタフなスコテッシュ達の顔にも笑顔がこぼれ、なんともピースフルな雰囲気につつまれ、こちらも嬉しくなるというもの。

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2007年8月23日 (木)

エジンバラにて

只今、エジンバラフェスに来ています。
この取材旅行の為、直前にスケジュールが立て込み、ブログまったく更新せず。。反省。

後日、旅行直前に観た、こまつ座「ロマンス」と蜷川幸雄演出「エレンディラ」の2本レビューを載せますので、よろしく。
2本とも大作にして、評価が分かれている、問題作なので、、はずせません。。後日アップします。

で、スコットランドはエジンバラですが、ちょっとこれがすごい事になっております。
20年くらい前、夢の遊眠社のおっかけが高じて、エジンバラまで段田氏へ花束を渡すために来たときのフェスティバルと比べ、、規模が2倍、、いえいえ3倍くらいに膨れ上がっております。

メインストリートは渋谷の駅前交差点か原宿、竹下通り並みの混雑。
まさにインターナショナルフェスティバルの極みを体験している感じです。

そんな中、手軽さとー他にする事も無いこともあって、芝居とダンスを中心に劇場をハシゴしております。
日に3本は当たり前、、明日、あさっては4〜5本観る事になりそう。。で、芝居と芝居の間はストリートパフォーマーの芸を観たり、、とまさに観劇天国。。(もしくは地獄????)

こちらも、一行レビューで後日アップしますので、お楽しみに。

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2007年8月 6日 (月)

アマテラス

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歌舞伎座で玉三郎&鼓童(和太鼓集団)の「アマテラス」を観る。

昨年、世田谷パブリックシアターで初演されたものの再演で、3日間限りの限定公演。

去年、観ておけばよかったのだが、何だか見逃していたので、そのチケットの高さにかなり迷ったのだが、、思い切って観劇。ー歌舞伎座のインターネットチケット予約サービスでは一等席(¥18,000)のみしか出ていなかったので。。。ー

いやーーーな予感はしていたのだが、、あーー、やめておけばよかった。。

鼓童の舞台(そう言えば、英国のサドラーズウェルズで初見したなー。館外まで鳴り響く和太鼓の音の迫力で、当時ロンドンでは大層評判になっておりました。)だったら、そんな値段払わなくても観れるのに、、ちなみに世田谷の去年の公演では一等席でも¥13,000でした。
鼓童の舞台で、普通に観ていたら、よかった、よかったで済んだのでしょうが、、それにあの顔見せパンダ的な玉三郎がついただけで、、キンキラの衣装で、確かにアマテラスのように神がかっておりましたが、、微笑みながら移動するだけで、、別に芸らしき事は殆どせず、、本当にお飾りみたいでちょっと可哀想、、それで、それで、いきなり¥18,000ですかねー。
すでに自分の意思で購入しているので、あまりブツブツは言いたくないのですが、やっぱり不釣り合いなチケットプライスとしか言いようがありません。それが興行師の世界なのでしょうが、だから演劇が根付かないのよん。

そんな、????の舞台最中(特に一幕目は帰りたくなった、二幕目は和太鼓中心だったのでそれなりに楽しめたっけど)、考えていたのは、古代(中世)日本における、トイボーイ君たちの存在と古代の女権社会の存在。
今でこそ、なぜだか、マイノリティーにおいやられているけど、、歴史の中ではゲイの人たちが華やかに活躍していた時代もあったんだよねー。日本人は潜在的にかわいい男の子とかステキなお姉様とか、美的感覚的に嫌いじゃないと思うんだけど。

今度、ジャパンタイムズで平安時代のトイボーイズ達の検証をするそう、それもかなり学術的に、、なので、、その記事は興味ありありです。

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アイリッシュダンス

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土曜日の昼、中野サンプラザでアイリッシュダンス「ラグース」を観る。
今回の公演は母親がチケットを入手してくれて誘ってくれたもの。
週末ということで、英国人の主人も一緒に誘ってくれました。

数年前に、代々木体育館でアイリッシュダンスカンパニーの大御所「リバーダンス」の公演は観た事があったのですが、今回のものは、ダンスというよりも、アイリッシュ文化ーダンス、音楽ーを全て見せますといった趣向で、どちらかと言えばアイリッシュの民族楽器で演奏する音楽の方が目立っておりました。

リバーダンスはショーとしてかなり洗練されていて、アクロバティックな要素も多かったのですが、今回のダンスは、おそらくアイルランドのパブでショーとして観れそうなかんじのこじんまりしたものでした。
その代わり、、というか、その素朴な雰囲気を十二分に楽しませてくれたのが、バンドメンバー。語りと美しい音楽で、会場に集まったーご高齢の方々が多かったように思われるのですがー観客のハートをわしづかみにしておりました。

母親も楽しんでいたようなので、オーケー。

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2007年8月 2日 (木)

Bushisms

只今、作業部屋となっている部屋の壁には`BUSHISMS'というブッシュ大統領の(けっさく)語録集が集められたポスターが貼ってあります。
ロンドン南部の雑貨屋さん(ジョークが載ったカードとか、おもしろTシャツ、マグカップ、バッジ、本などが並んだ店でバリバリのそれも皮肉屋の主人の大のお気に入りショップ)で購入したもので、我が家の癒し(?)のインテリアー大統領が大真面目にこんなこと言っちゃって、、それも、こんなに一杯!!、ちょっと怖いんだけど、やっぱり笑っちゃうーとなっております。

``I think war is a dangerous place.''
``If you don't stand for anything, you don't stand for anything.''
``We are ready for any unforeseen event that may or may not occure.''

私はこう考える!、、戦場は危険な場所だ、と。(そりゃそうでしょ)
もし、君らが何かの為に戦うということが出来ないのだとしたら、、、それは君らは戦えないという事だ。(ん??それで??何か??)
我々は目には見えない事柄に対処するべく準備を怠らない、、その事柄は起きるかもしれないし、、起こらないかもしれない。(そんなに現代人は余裕もって生きていないんだけど、、)

などなど、、ブッシュって超スピード感のある健忘症なのかも、、きっと何かとっても大切なことを言いたくて、勢いもって口を開くんだけど、、その一秒後には何を言いたかったのか忘れちゃって、とりあえず物事を繰り返して言っちゃったり、、なんて。

こんな語録がそのポスターにはずらりと50例以上載ってるんですけど。。大統領の側近の方々には本当に心臓に悪いスピーチで、可哀想。

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2007年8月 1日 (水)

いとこ同志

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燐光群主催、坂手洋二の2005年初演舞台の再演。

登場人物4人ーいとこ同士の中年二人とやはりいとこ同士の若年二人、さらに若年男(のぼる)の母が中年組の母(渡辺美佐子)であるという、つまりは登場人物全てに血縁関係ありの4人の人々の話ーのうち女優二人、渡辺と宮本裕子は初演のままで、今回は男二人が串田和美と佐藤アツヒロから佐野史郎と(燐光群)向井孝成へとバトンタッチされた。

この役者交代により、劇に良い意味でのバランス、まとまりが加わった。
前回は良い意味でも悪い意味でもーつまり、串田の個性があまりにもその役柄にぴったりとはまりすぎていて、得体の知れない(劇の後半部で彼はもしかしたら母親の創造の産物では、、と思わせるようなくだりもあり)、ふざけた経歴の男の存在がかなり劇の比重を占め、渡辺演ずる小説家の母親と同等の重みを持っていたのだが、今回はかなりの割合で母親の「もしも、、、あの時に違う決断をしていたならば、、」という映画グウィネス・パルトロー主演作「Sliding Doors」のような「If,,,」の仮定物語として軸のはっきりした劇となっていた。

いとこ同士の結婚は法律上問題は無いのだがー実際、古今東西、有名人の間でもいとこ婚がかなり横行していたことが劇中でも例を挙げながら述べられていて、その反面遺伝子学的にその子孫に通風や鳥目などの病気が発症しやすいというリスクもあるらしく、(これも劇中で説明されている)、、そんな微妙ないとこ同士結婚をどう捉えるか、、そのフラジャイルな事柄の人によって、また時代、年齢によっての捉え方の違いを描きながら、人生の小さなボタンの掛け違えを、具体例を示しながら問いかけてくるお芝居。

創造の産物、小説、舞台、映画だからこそ描ける、「If..」のお話。実際、人々は「あの時もし違う決断をしていたら、、」と思っても引き返す事は出来ませんから、過去を懐古する母親とリスクなんてものともしない若いカップルの突っ走りぶりの対比が大変面白かった。

舞台終演後に坂手氏と前回の公演の主人公モデルでもあるイラストレーター沢野ひとし氏によるポストパフォーマンストークがかなりの爆笑ものでした。
ストレートに意見を述べる沢野氏(この質問、意見がまったくもっての直球でおもしろかった)、、沢野氏から熱烈ラブコールを送られながら(なぜか坂手氏はどこでも男からも女からもモテモテなんですねー)芝居について熱く語る坂手氏、、そして、まったく異次元で進行を進める劇場関係者、、、と、、面白かった!

なぜか、この爆笑トークを聞きながら、、日本で胸が締めつけられるような「ラブストーリー」を書く、劇作家って誰だろう???なんてことを考え続けておりました。恋愛劇って、あんまり無いですよね、個人的感情だからかなー?日本人の特徴の一つなのかなー??これがヨーロッパ、、フランスなんかだったら、もっとありそう。
「ヘドウィグ、、」なんていうのも立派なラブストーリーだったしね。
誰かな〜?
教えて下さい。

ps あ、野田秀樹の「透明人間の湯気」なんかもステキなラブストーリーでしたね。

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三人姉妹

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TPTによる、オーデションにより選ばれた若手俳優たちと芸術監督門井均演出によるチェーホフの「三人姉妹」を観た。
5月下旬に行なわれたワークショップ&オーデションには演劇畑からだけではなく、シンガー、映画俳優、モデルに学生など様々な方面から若者が集まってきたと言う。
100人を超える候補者から選ばれただけあって、さすがに皆様見栄えが素晴らしく良く、、背が高く、顔もモデルのようで、、特に主役の三人姉妹は女性雑誌モデル看板娘のような華やかさだった。
さらには演出が演劇界のベテランー門井均(演出家としてはまだ新しいが)、美術が朝倉摂、、でもって演るのがチェーホフの「三人姉妹」、、となんともTPTらしく贅沢な新人公演となった。
当日、劇場前には上演期間が短いこともあり、TPT、門井ファンの人々が切符を求める列が出来ていた。

幕開け、さすが自分の劇場だけあってその利点を知り尽くした門井氏の独壇場、空へ高く広がった天井にはシャンデリアが、そして舞台背後の壁(扉)を開けて奥の空間を有効利用した舞台が展開していった。

TPTでは2004年にロバート・アラン・アッカーマン演出により、同じ訳者/広田敦朗による翻で一度この芝居を上演している。当時、アッカーマンの意図により比較的年輩のベテラン役者たちにより演じられることが多い当芝居を若手の俳優陣によって、「両親を亡くし、その喪失感を抱えながら必至にもがき苦しむ若者達のものがたり」として捉え、シンプルなセットと衣装だけで、、それでいながらキャラクターひとりひとりの若さ故の迷いと同時に彼らの愚かさが観客席に伝わってくる秀逸な舞台であった事を思い出す。

前回は若手といっても、すでにTPTの常連ともなっている役者たちが数多く顔をそろえた、経験値の十分にある役者たちによる上演だったのだが、、今回の上演、若手役者の発掘をかねてのものだったので、さすがにフレッシュな新人たちばかり。その結果、かなり毛色の違う、、ある種、本当に今の日本の若者たちの「三人姉妹」となっていた。
三人姉妹の性格も、兄嫁ナターリャの立ち振るまいも現代っ子のそれであった。
一つだけ言わせてもらえば、三人姉妹が履いていたピンヒールのハイヒールが舞台のマイナスになっていたこと。
高いヒールでは道を歩くのもおぼつかないような状況の女優に人前で演技を、、それも普段の生活を表す演技をしろというのが、酷と言うもの。。その歩きがぎくしゃくとして奇麗ではなく、むしろ危なっかしく、、それでは役の人物描写までは到底行き着いていなくても仕方が無い。

彼らは本当に「三人姉妹」をやりたかったのでしょうかね? チェーホフ芝居を面白いと思って演じていたのでしょうか????ちょっと疑問。そつなく演じてはいましたが、、如何せん台詞が染み付いてはいなかった。。前回の中川安奈のマーシャ、、やっぱりかなり違うんだなーーと思い出してしまった。
それならば、もう少し彼らと密接性のある現代の日本語芝居をやらせて、それぞれの表現したいことを思う存分トライさせてあげる、、そんな若さ故のハチャメチャさが、暴走が、、溢れ出るようなものを観たいという気がした。それは次回の、第2弾公演ー「ここからの距離」まで待てということなのかもしれませんが。

チェーホフの登場人物たちの愚かさーそれは誰もが、現代人もが持つおバカな一面ーを表現するほどには、、残念ながら到達しておりませんでした。


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